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三田文學note

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『三田文學』編集部によるマガジンです。 『三田文學』(発行:三田文学会 発売:慶應義塾大学出版会)という文学の雑誌を作っています。 発行は季刊、つまり一つの季節に一冊、年4回、1…
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#宮沢和史

『三田文學』2024年夏季号(158号)のご紹介

こんにちは。編集部員Sです。本日7月19日は、『三田文學』2024年夏季号(158号)の発売日です。 特集は「台湾現代詩――輝ける海洋の花」。昨年11月に開催された国際的な詩歌イベント「高雄世界詩歌節」の中核を担った高雄の青年詩人6名の鮮烈な作品を、取りまとめ役の詩人・林達陽氏による解説と、日本から参加した詩人・柏木麻里氏のエッセーとともに紹介しています。 小説のラインナップも、台湾との関連性が深いものとなっています。東山彰良氏「CRYING」は台湾が舞台。マッチングアプ

『三田文學』2024年春季号(157号)のご紹介

こんにちは! 編集部員Aです。本日4月19日より『三田文學』2024年春季号(157号)が発売されます。 今号は第30回三田文學新人賞の発表号です。今年は小説部門と評論部門からそれぞれ佳作が出ました!今年も受賞者へのインタビューを行い、動画を公開予定です。どうぞお楽しみに! ちなみに小説部門の石澤遥さんはなんと、前号(156号)で発表のあった第40回織田作之助青春賞の受賞者でもあります。連続受賞、おめでとうございます! また、小説ではヒップホップグループの「HOME MA

『三田文學』発売日変更のお知らせ

こんにちは!編集部員Aです。 1・4・7・10月という季刊発行の『三田文學』は、今までは12日頃から発売しておりましたが、昨今の発送事情により、今回の2024年春季号(157号)からは発売日が20日頃に後ろ倒しになっております。 2024年春季号(157号)は4月19日(金)からの発売です。ちょうど1週間後ですね。 以下、ラインナップ紹介です。発売日には、見どころポイントも添えて改めてお知らせします。今しばらくお待ちくださいませ! ↓ 最新号の購入はこちらから ↓ バ

『三田文學』2024年冬季号(156号)のご紹介

こんにちは!編集部員Aです。能登地方の大地震被害に遭われた方々、現地にお知り合いのいらっしゃる方々にお見舞い申し上げます。 1月12日より『三田文學』2024年冬季号(156号)が発売されました。 ① 今号のラインナップご紹介 今号のラインナップをご紹介いたします。 ② 見どころポイント 今号の特集は、生誕120年の瀧口修造。諏訪哲史氏、カニエ・ナハ氏をはじめ各世代の創作者が、深い敬意を込めた文章を寄せてくださいました! 毎年恒例の、24歳以下の若手作家の応募作品か

『三田文學』2023年秋季号(155号)のご紹介

こんにちは! 10月13日に『三田文學』2023年秋季号(155号)が発売されました。 ①  今号のラインナップ紹介 今号のラインナップをご紹介いたします。 ②  見どころポイント 今号では二つの特集を組んでいます。題して「久保田万太郎と現代」、「ヘテロトピア群島・沖縄」。 前者では、安藤礼二氏が、折口信夫の視点から万太郎の文業を考察することで、万太郎の表現者としての神髄に迫り、小平麻衣子氏が、戯曲「町の音」を窓口にして、万太郎の戦時の立ち位置を追究するなど、五篇の論

『三田文學』2023年夏季号(154号)のご紹介

こんにちは!編集部員Aです。昨日7月12日より、『三田文學』2023年夏季号(154号)が発売されました。 ①     今号のラインナップ紹介 今号のラインナップをご紹介いたします。 ②     見どころポイント 今号は小説作品が充実しております。なんと合計で130ページ越え。 中島京子さんの「エチュード 二〇二四」は老境に直面する困惑を超えて踏み出す新たな一歩への温かい励ましです。佐藤洋二郎さんの「夜を抱く」は心の軌跡を辿る半生記。パリから届けられた辻仁成さんの連載

『三田文學』2023年冬季号(152号)のご紹介

こんにちは! 『三田文學』編集部です。 今回のnoteでは、2023年1月発売の『三田文學』152号の紹介をしていきます。 詩人の萩原朔太郎・西脇順三郎の二人を中心にした特集「朔太郎・順三郎と詩の未来」を組みました。   以前に本noteでもご紹介した企画展「萩原朔太郎大全2022」記念シンポジウム「萩原朔太郎と詩の未来」(司会:朝吹亮二さん、登壇者:松浦寿輝さん、吉増剛造さん、三浦雅士さん、マーサ・ナカムラさん)の模様を全22ページでたっぷりと収録いたしました。そうそうた