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【対談企画】 第1弾:「軟式野球部 就活体験談」 

>司会(伊佐山):
それでは対談企画を始めます。最初に軽く、自己紹介をお願いします!


>小林:
前年度主将を務めました、経済学部4年、小林優介と申します。
就活は、4月半ばに初めて内々定をいただき、6月1日をもって終了いたしました。


>三宅:
法学部法律学科4年の三宅晃太郎です。
就活は年明けぐらいから始めて、初めて内定をいただいたのが6月末で、7月末の2社目の内定をもって就活を終えました。


>小川:
はい。前年度学生コーチ、学生ヘッドやってました、小川直央です。僕も法学部法律学科でした。就活は、そうっすね、始めた時期はあんまりよくわかんないんですけど、6月初めぐらいに内定もらって、その企業に決めたので、そこで終わりました。


>一ノ瀬:
前年度一般部員を務めていました、一ノ瀬大悟です。経済学部の経済学科です。就活は 昨年10月ぐらいから始めて、6月くらいまで幅広くやってました。自己紹介終了です。


>司会
ありがとうございました。
では早速本題に移りたいと思います。
今伺った感じ、皆さん結構就活に取り組み始めた時期がバラバラなんですね…?
 
>小川:
あーバラバラだね。ほんとに。同期全体を見てもバラバラだと思うけど。

>小林:
本格的に始めた時期はそうだけど。なんだかんだ、みんな夏休みぐらいからだらだら始めてはいたよね。

>三宅:
そういえば優介と帰りの車で、試合の帰り、「あんま早すぎると息切れしねえ?」みたいな話したわ。

>小林:
はいはいはい、なんかした気がします。

>三宅:
それ、今すごいそうだったなって思ってる。まあ、その、俺の続ける体力がないっていうのが原因だと思うけど、確かにあんまり早すぎても、途中で1回やる気の谷みたいなのが俺はあったからそれとか、なんだろう、周りよりも早く始めてる俺偉い、みたいなことになるんだったら、別にそんな早く始めなくてもいいと思う。自分のタイプ診断というか、自分がどういう人間なのかっていうのを知っといた方がいいっていうか。

>小林:
らしい。自分に合ったスタイルはある。

>三宅:
俺は多分間違ってたんだと思う。始める時期が早すぎた。俺にとってはね。

>一ノ瀬:
俺は1年半って見積もってた。多分俺の集中力が持つのが1年半だと。

>三宅:
それマジですごい。

>一ノ瀬:
まあ1年半も結局しなかった。ちゃんとやったのは結局1年2、3か月ぐらいか。さっき10月って言ったけどさ、4月ぐらいから手を出してたから。1年半で見積もって、その通りに割とやったかなと。
 
>小川:
俺は結構時間が足りなかった。就活はまじ早ければ早いほどいいのかなっていうのは感想としてはある。っていうのは、公務員試験の勉強も、就活も あったからかもしれないけど。そこはちょっと後悔というか、もうちょっと早く始めてれば、こんなに苦しいっていうか。遊ぶ時間も気晴らしにYouTube見る時間もゼロみたいなことはなかったのかなと。
 

>司会:
なるほど。いつ始めるかってかなり重要な戦略ですね。
小川さんは、学生監督をやりながら、公務員の勉強もやられてたとのことですが、今のお話を聞いた感じだと、やっぱりかなり大変でしたか?

>小川:
うーん、俺は、やるべきことが多い方が、生活のクオリティが上がる人間だから、勉強する時間は、ほんとに毎日ずっと勉強してたけど、逆にそれがもう楽しくなってきたところがあったから、それ自体は大変だとはあんまり思わなかった。
 
>三宅:
ああ。そんな感じはする。
 
>小川:
ただ、みんながインターンとか行ってたり、ES書いてる中、俺は練習メニューを考えてたっていうのはあるから…そこは、なんだかなとは思いつつも、結局、就活自体はうまくいったからいいかな。

>一ノ瀬:
ああ、そこは申し訳ない。まじでありがとうだわ。

>司会:
正直、今話を伺っているだけでも就活めちゃめちゃきつそうっていうイメージしかないのですが、実際に就活をやってみてどうでしたか?

>小林:
いやあ、大変だったね。
 
>三宅:
少なくとも思った通りではなかった。想像できなかったから。でも今、終わってみたらこういうもんかみたいな。

>小川:
確かに、それはある。でも就活している先輩たちは大変そうだったけど、みんなちゃんと就職してたから、なんだかんだ自分たちもそういう決着が待ってるんじゃないかなっていう、予感?みたいな。なんか、なんとなくそこで慢心してたところもあった。
 
>三宅:
まあ、なきにしもあらず。きつかったけどね。うん。いや、それこそ俺はどこか慢心があったからもうちょい楽に行けるかなって思ってた。

>一ノ瀬:
俺、逆になんか多分辛そうってか、自分に向いてなさそうって思ってたから、めっちゃ早く始めて。そういう意味では確かに自分の勘に自信があった。

>小川:
それこそ始めたての時とかは、部活にいてよかったなって思った。練習で、その話になった時とか。去年の夏ぐらいか。練習前に大悟がちょっとちらっと就活の話をしてて、なんかインターンみたいな言葉を聞いて、俺、全くそんな始める時期だと思ってなかったから。あ、そういう時期かっていうね。それで焦って始めたっていうのがあるから、始めたっていうか、焦って色々サイトに登録はしたというか。

>三宅:
それ考えるとやっぱり大悟の存在って大きくなかった?ぶっちゃけ。

>小川:
いや、俺はそれ確かにあると思う。


>司会:
お互いの話になってきたところで少し話題を移しますね。今、就活結構大変だったとおっしゃっていましたが、横から見ていてこの人大変そうだったという人はいますか。
 
>三宅:
個人的に大変そうって2つあると思って。一つがメンタル的に大変な人、面接落ちちゃったとかね。それと普通に忙しい人、いろんな企業を見てて、 いろんなインターン行ってて、肉体的に大変そうっていうのがあると思うんだけど。

>小林:
それでいうとやっぱり大悟なのかな。普通に動きの面で大変そうだなって思ってた。もうすごいあの、予定表とか見ると埋まってるから。

>小川:
そうだね、やっぱり色々インターン行ってたから、まあ、大変そうだなっていうのはあった。

>一ノ瀬:
うん、まあ、でも個人的にそんなに大変感はなかった。周りから思われてるほどでは。

>小林:
ああでも確かにそういう意味で大変そうっていえば、俺もなんか2年前くらいに リーグ戦の帰りにその時の先輩と一緒に帰ってて就活の時の予定表みたいな、当時のカレンダーを見せてくれたことがあったんだけど。それで毎日予定が入ってたのを見たんだよね。それで「こんな感じ。結構えぐいよ。」って言われてたところがあったから、そこが1つ目標になったみたいなとこはある。1月、2月3月ぐらいはとりあえず毎日予定入ってるぐらいでいいのかなと思ってた。

>一ノ瀬:
就活の予定ないと逆に不安じゃなかった?

>三宅:
優介も言ってたけど、俺の1個上の話とか 様子とか見てた時に、なんか就活って忙しいんやろなみたいなのはすごい感じてて、それに比べたらまだ耐えてたかなって気はしない?

>小林:
わかる。でもまあ時間的な、やっぱスケジュール的なね、キツさはどうしてもあるよね。

>一ノ瀬:
あんまり言いたくはないけど、スーツ持って練習に行って、練習終わって、スーツ着て、個室ブース?レンタルブースみたいなとこ入ってオンラインの面接するとかね。3、4回くらいやった。

>三宅:
それは俺もだわ。え、みんなどう。練習後とか、早退して抜けるとか、結構やってたけど、それが対面面接前だった時って、 1回家帰ってたのか、どっかなんかジムかなんかでシャワー浴びて行ってんのか。

>小林:
帰ったね。さすがに。家が近かったってのはあるけど。

>小川:
そうなの?俺は対面で面接がある日は流石に練習休んでた気がする。時間もそうだし、ちゃんと気持ち切り替えるのに。
 
>三宅:
それで夏休みさ、どんだけ休んでいいかみたいなミーティングを、 マジで誰主体だったのかわかんないけどやったのを思い出した。
 
>小林:
はいはい。やったね。練習に穴を開けるっていうのは嫌だったから、俺は。やっぱ上級生がそれだとモチベ下がるから。わかんないじゃん。下級生には。就活で休むって別にその他に普通に休むのと変わんないじゃんみたいな。だからあんま穴は開けない方がいいなっていう話をした。

>一ノ瀬:
それ自体はね、めっちゃ賛成だったんだよね。でもそこで決めた日数は…

>小林:
そこで大悟がすごい反発したのに、こいつやば、みたいな感じだった。やる気なんだっていう。さすがに人生かかってることは、わかってたけど。就活頑張りたい大悟と休ませない俺みたいな感じになって。
 
>三宅:
大悟強かったもんな。だから、そこで多分、みんなが初めて就活を意識したというか、それはある。そういう意味でも一種の意識のすり合わせの場だった。
 
>小林:
まあそういうこともあって、1個上の先輩が夏合宿まで就活をやってたのも見てたから。夏合宿まで就活やるのはマジできつそうだなと思って そこまでに頑張って終わらせようと思ってた。その結果、まあ、春合宿に面接が入るという。
 
>三宅:
それどんな感じでやってたのかめっちゃ気になる。
 
>小林:
スーツを持ってきて、 練習中に3時間ぐらい抜けて、宿泊場所から練習場所がそもそも遠くて、車で多分30分ぐらいだったんだけど、 宿まで戻ってそこで1時間面接受けて戻るってやつね。

>三宅:
すげえな。

>小林:
でも春合宿、就活絡めてめっちゃ楽しかった記憶があるんだよね。

>小川:
あ、なんかでもそうじゃん。みんなで四季報っていう就活情報誌みたいなやつを持ってクイズしたり。まじで何のためにもならないんだけど。

>一ノ瀬:
就活が、みんなでちょっとおふざけを交えることで間違いなく楽になった。メンタル的に。


>司会:
お話を伺っている感じ、同期内で就活の話は結構されたんですか?

>小林:
そんなにしたわけでもないよね。例えば参加したインターンは詳細を全部グループで共有するみたいなルールがあるところもあるみたい。こういうインターンで何人ぐらいいて、どういうテーマで グルディスやりましたみたいな。そこに比べればそんなでもない気がする。

>三宅:
なかったまではなかったじゃん。他の部もこんなもんなのかわかんないけど。

>小川:
結構個人が動いてて、ま、仲良ければそこで話す感じ。

>一ノ瀬:
帰りの車の中では話してたな。同期とも、先輩とも。

>小林:
本当に先輩の存在は大きかったね。恵まれてたと思う。一種の基準みたいな。そもそもこんだけ先輩と毎日顔つき合わせて話してたのもあったし、 色々残してくれたりね。今もね、お世話になってる先輩もいるから。

>三宅:
みんなそうじゃん。上の人マジで面倒見良かった。

>小林:
就活の時だけじゃなくていつでも、やっぱりなんでも頼れるというか。「あ、そうなんだ」とかわかんないことを「わかんないです」って言える相手って、やっぱそんなそんなにいないと思うんだよ。先輩だと、普通に部活やっててあるじゃん。これどういうことですかって。そういうノリで就活、何からやったらいいですかとか。

>一ノ瀬:
あー、そうだね。いや、それはあるわ。ESもめっちゃ見てもらったし。

>三宅:
先輩も結構バラバラじゃなかった。就活ってめっちゃやってる人とそうでもない人と。

>小川:
あー、そうだね。そう。

>三宅:
俺、あんまりやってない人と仲がよかったからさ、そういうところでも最後はどうにかなるって思わせてくれた。

>小川:
それはそう。先輩たち見ててモデルケースみたいな感じでいろんな道を選べるっていうのを知ってた。よくも悪くも、みんな個性的だったし。

>一ノ瀬:
人に恵まれた…そう人に恵まれて部活に恵まれたって感じ。

>小川:
なんか、人を見て学べる環境なのは、まあ、部活のならではの強みかなってのが1つあると思う。


>司会:
なるほど…就活の中で、部活のことは結構話に出しましたか?
 
>一ノ瀬:
他にネタもあったけど。で、そっちのネタもたまに使うけど。でも、部活を使わないことはなかったね。
 
>小林:
同じく。大学の部活で言うと9割、高校の話もちょっとしたかな。
そもそも部活が話の軸になったというよりは大きなネタが部活しかなかったから。ま、これはみんなそうだと思うけど、部活やってたら留学経験ぐらいだったらあるかもしんないけど、そんな長期インターン経験とかボランティアとかないから。絶対1番労力さいたのは部活だから。
そうなると部活の話が必ず軸になってくると思うんだけど、俺はそこの部活のエピソードが1本筋道が通っている感じがしてた。ただ、部活で何をしたとかいうよりは、高校でこういうことありました、大学ではこういうことがありました、こういうことやりました、だからこういう人間ですって感じで。

>一ノ瀬:
俺もそんな感じ。あとは別に話に入れたとかではないけど部活の経験が役に立ったことで言うと、こんだけ個性的な人間と、さっき言ったみたいな話し合いとか役職決めとかで、色々話してたから、例えばグルディスとかそういう、いろんな人と、方向性合わせないといけない時とかは苦を感じなかった。腹割って話し合ってたっていうのも、ちょっと良かったかな。

>小川:
確かに、部活って組織としては、まあ、会社と似てるところがあるというか。会社はでかい組織だけど、その小さいバージョンみたいなのが部活だと思うからその組織の中で、どういうことができますっていうのを 示すために、部活でどういうことしましたって話はできるのかなっていう。それは学生監督をやってて、そう言うのを話す時にすごく思った。
 
>三宅:
それでいうと俺は組織の中でも一般ピーポーとしてやってる中でどういう立ち位置になるべきかっていうのは考えたし、それは就活と似てたところもあるかもしれない。
優介とか大悟とも違って、俺は高校と大学でやってる競技も違うし、そこは割と突っ込まれるポイントだったんだけど。そこに対して、じゃあ自分はその部活っていうカテゴリーの中で一貫してどういう動きをしてたか、役割をしてたかっていうのを考えた時にゴリゴリ選手としてチームを引っ張るってよりは、影からじゃないけど、ま、あの、幅広く視野を持ってあのチームを支えていく的なところが共通してんのかなっていう風に思ったから、そういうところをアピールしてたかな。
役職あったら確かにそれをバンって言えば向こうにも伝わりやすいけど、それがない分、自分がどういうことをやってきたか。どういう人間で、どういうことをやってきて、どういうことが生かせますよ、みたいな話をしていく。優介もさっき言ってたけど、自分が結局どういう人間かっていうのをアピールするのが就活だから。
 
>小林:
そう、それでいうと怪我がちだった2人に聞きたいんだけど。うちの部には自分が活躍できる環境がちゃんとあるわけで、その中で、怪我があって…そういう時にモチベーションの保ち方ってどうだったん。
 
>一ノ瀬:
怪我がちなのはそうかもしれないけど、そりゃあ申し訳ないけど、なっちゃってる以上どうしようもないし。逆に言えば、ここでプレーできない自分はどういう立ち位置になるのかってところとかはめっちゃ考えた。ほんとに、チームの雰囲気とかをいくらでも、 まあ、それこそなんだ、他のね、準硬とか硬式だったら100何人とかいて難しいかもしんないけど、ここだったら40人ぐらい、 まあ、人が増えた年でも50人ぐらいになったりするかもしれないけど、やっぱり1人の影響力っていうか、1人の発言がこう隅々まで行き渡るっていうのがあるから。
 
>三宅:
俺も1年の初めで怪我して何もできなかった時先輩に自分が何できるのかを探してやってほしい。リハビリするならするでもいいけど、チームの一員であることに変わりはないから、なんかできることを探してやってほしいみたいなことを言われて、それが 結構響いて、これってずっと社会で生きるし、繋がっていくのかなと。
 
>小林:
結局、目にみえる成果とか表立つ人だけが必要で、それだけが大事なんじゃなくて。ずっと試合に出れない選手もそれ以外ももちろんマネージャーも部員全員が何らかの形で貢献できる形を見つけると力になるんじゃないのかなと思う。


>司会:
最後に、これから軟式野球部に入る人、今いる後輩にも、なにかメッセージがあればお願いします。
 
>小林:
弊部は自分たちの手でいかようにでも変えられるので、そこに魅力を感じて僕も選んだので、ぜひそういう選択をしてくれる後輩が増えることを願ってます。
 
>一ノ瀬:
本当にその人数的にも、大人がいないで学生監督を採用しているっていう組織システム的にも、1人の選手がチームに対して発信して、で、それがチームに影響を与えてチームがガラッと変わるとこまで行けると思うから。そしてそれは絶対自分の力にもなるから。俺はちょっとそれやるのが遅かったなって思ってるんだけど、それでもそれができる面白さにちゃんと気づけたからこそ、後輩にも気づいてほしいし、入ってくる人たちにはそれが面白いんだよっていうのは知ってほしい。
 
>小林:
マジで一緒だ。踏襲することは簡単だから。上から引き継がれてることをそのままやるのは全然簡単だから。上の代に対しての不満とか、こうだったらいいのになって、絶対あると思うから。自分たちのそれを形にしてほしい。
 
>三宅:
今成績的にも別に踏襲する必要って全くないと思うし、 時期的にはもうほんとに変革が求められてるぐらいの時期だと思う。
うん。どんどん個人個人を発信して、チームを作っていってほしいなと。
 
>一ノ瀬:
理想の野球を追い求めてほしい。こういうやこういうチームっていいよな、こういう選手ってかっこよく見えるよなっていうのを 追い求めるために、足りない部分があったらどんどん口に出してほしい。
 
>小川:
確か俺が学生監督としてやってた時の原動力はそこだった。こうしてほしい、こうしたい、こういうチームにしたいとか。そういうふうに考えて動くことは軟式だからできることだし、必ずこの先役立つから。
 
>小林:
いいものを引き継いで、ダメなところは変えてっていうのを、続けていったら、いつか、最強になると思う。それを、どんどん続けてほしいし、新しく入ってくる新入生たちにも、そういう文化を受け継いでいってほしいかなっていう風に思います。
 

>司会:
本日はご協力いただきありがとうございました!

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