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心を亡くしてはいけない

こんにちは。ご無沙汰しております。4年の鈴木です。

本来杉浦の次のブログの担当は私でしたが、先日は研究室の発表会があってバタバタしていたため、急遽内藤に代わってもらいました。ありがとう。


来たる7月25日(日)、京都にて慶同戦が行われます。日吉開催の予定だった昨年はコロナの影響で中止となり、2大会連続での京都開催です。私は5000mに出場することになり、司代・大木とともにワンツースリーを狙います。

ちなみに私は2年前も慶同戦5000mに出場しました。この時は司代も一緒です。

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スタート時間は昼の12時、京都の太陽が丘陸上競技場は、スタート前からむせ返るような暑さでした。
今年もスタート時間は変わらないらしいので、同様のコンディションが予想されます。最近暑さ耐性が落ちてきているので(歳のせいかも・・・笑)、とりあえず倒れないように頑張ります。


さて、前回のブログから大分時間が空きましたが、4年生になって大きく変わったことと言えば、研究室に配属されたことです。それに関連した話に少しだけお付き合いください。


研究室配属

理工学部の学生は4年生の4月から研究室に配属され、1年間かけて卒業研究に取り組みます。

私は無事第一希望の研究室に配属され、モチベ高く研究室生活をスタートさせました。教授はマラソンが趣味の方で、体育会で陸上長距離に取り組む自分を快く受け入れてくださいました。

そんな私ですが、研究室が始まってから中々走りの調子が上がらない日々が続きました。

週5日、一日8時間のコアタイムは確実に体に応えます。1年間のオンライン授業に慣れてしまった身体には、毎日研究室に出向くだけでもハードでした。

18時半過ぎから始める午後のジョグも、慣れるまでには時間がかかりました。
みんなが走り終わってシャワーを浴びている、中には夕食を食べ始めている人もいる、しかも既に日は落ちている、そんな中一人走りに行くのは、勇気のいることでした。

そりゃあ肉体的・精神的な疲労も溜まります。しかしある時、私の調子を狂わせているのは、研究室に拘束される絶対的な時間の長さではないと気づきました。

真の原因

その真の原因とは、陸上競技⇔研究という頭の切り替えができないことです。

私は昔からマルチタスクが苦手でした。加えて失敗や落ち込みを引きずるタイプです。
つまり、頭の切り替えがうまく出来ないのです。

今の私の生活では、朝練→研究→午後練のように、頭を切り替えなければならないタイミングが2回もあります。これがうまくできず、陸上と研究がどっちつかずになり、負のスパイラルに陥ってしまいました。

研究は、今までやっていたような普通の勉強と違って“答え”がありません。自分で道筋を立て、一つのテーマを追究していきます。考えるファクターが多数あり、常にどれかは頭の中に居座っています。まさに頭がパンクしそうです。

“忙しい”とは?

私は普段、“忙しい”というワードをあまり使わないようにしています。

理由は単純で、忙しいと口にしてしまうと、本当に忙しくなってしまいそうだからです。
いわゆる言霊ってやつですね。

とはいうものの、4月~6月の練習日誌を振り返ってみると、各月に1回ずつ、無意識のうちに“忙しい”というワードを使ってしまっていました。
このような時はおそらく、やるべきことが多くあり、心にゆとりがなくなっているのだと思います。頭がオーバーヒートしかけていて、逆に心がふわふわした状態です。

古文単語でいうと、「憧る(あくがる)」に近い感覚でしょうか。精神が落ち着かず、何事にも本腰を入れるのが難しくなってしまいます。

もっと言うと、心に余裕がもてない時は、心を亡くしているのかもしれません。

心に余裕がない = 心を亡くしている = 忙しい

ということです。

つまり、多くのタスクを抱えていて心に余裕がない時、人は忙しいと感じるのだと思います。
逆に、たとえ休む暇がなかったとしても、その生活の中に楽しさを見つけ、心に余裕を持つことができれば、忙しいとは感じないでしょう。

このことに気づいた時、私は少しだけ心が軽くなりました。時間が有限である以上、やるべき事の多さに苦しむタイミングは今後何度も訪れると思います。そのような時こそ心に余裕を持ち、QOLの高い生活を送りたいものです。


最後に

予選会本番まであと96日となりました。

私たちはこれから、予選会突破への大きな鍵を握る、最後の夏を迎えます。

この夏で大きな成長を成し遂げるには、生半可な気持ちではなく、強い覚悟をもって練習に取り組む必要があります。
しかしだからといって焦りは禁物です。自分を追い込みすぎるのではなく、心を亡くさない、すなわち心にゆとりを持ちながら、一日一日を大切に練習に取り組んでいきます。


次は前田大河くんです!

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