見出し画像

お世話になっております。
慶應義塾大学文学部3年生の川上航希です。
最近は日吉にある銭湯、旭湯の改装工事が終了する日を待ち侘びています。
ですがこの期間に今井湯との邂逅を果たしたのでプラスな面もありました。


まずはこの場を借りて、皆さまに感謝の言葉をお伝えさせてください。
私たちは6月24日から7月31日まで、クラウドファンディングを行っておりました。主に夏季の強化合宿を行うための資金調達を目的としたもので、第一目標には800万円という金額を設定しました。これは決して達成が容易な目標ではなかったと認識しており、当事者の自分たちにも不安がなかったといえば嘘になります。

それでも皆さまからの温かいご声援とご支援に恵まれ、最終的には目標金額を上回る9,279,000円の寄付をいただくことができました。
部員一同、感謝の気持ちでいっぱいです。改めて、本当にありがとうございました。

現在私たちはいただいた支援の下、山形県の蔵王坊平高原で夏合宿を行っています。ここから予選会までの日々、一日たりとも無駄にすることなく成長の糧にしていけるよう励んでまいります。引き続き、変わらぬご声援のほどいただけますと幸いです。


読売新聞大手町本社にて
錚々たる強豪の中に、慶應義塾の名前も刻まれていました。

最近、SNSのコミュニケーションついて考える機会がありました。

今日のSNSでは、「言葉」を発端にした事象が多数見受けられます。直近でも某芸能人が同業者に向けて投稿した言葉が波紋を呼んでいました。これは一例に過ぎず、いたるところで所謂「炎上」が起こっています。

炎上というのは言葉の集合化現象であり、SNSの一般化に伴って活発化した文化です。SNSは登場して以来、その利便性と斬新性によって急速に普及が進みました。現代の人間関係はオフラインとオンライン、二つのコミュニケーションが絡み合うことではじめて成り立っているとさえ感じられます。

「世界中の誰とでも」「匿名で」「言葉を交わすことができる」
このような唯一無二の魅力がSNSの普及を後押ししていきました。

しかしここ数年、以前はポジティブな要素ばかりが際立っていたSNSについてネガティブな議論が取り沙汰される機会が増えています。

その代表例として挙げられるのが、誹謗中傷の問題です。
先述した「世界中の誰とでも」「匿名で」「言葉を交わすことができる」というSNSの特性が悪用され、著名人など多数の目に触れる存在が誹謗中傷の被害に遭っています。このような事態に対して、国は2022年に侮辱罪を厳罰化するなどの対策をとっています。

しかし仮に誹謗中傷の加害者が罪を科せられようとも、一度受けた心無い言葉は被害者の胸に残り続けます。軽い気持ちで発した言葉は凶器になります。直接受け取った言葉もSNS上で投げつけられた言葉も、受け取り手にとっては言葉の重みは変わらないものです。

言葉の重みというものを、私自身改めて心に刻んで生きていきたいと思いました。

ネット炎上を扱った作品がドラマ化されるほど、注目度の高い社会現象です。
『しょせん他人事ですから』白泉社

ここまで暗いことを書きましたが、私は言葉の可能性を信じています。
言葉は希望の架け橋になると考えています。
だからこそ現在から言葉に携わる活動をしているし、将来も言葉を発信する仕事に携わることを志しています。

私は陸上をはじめてから今日まで、二度の手術を要する股関節損傷を筆頭に度重なる大怪我を経験してきました。
そしてそれらを乗り越えて前に進んできたことを自負しています。
これでも今年の前半期は膝の故障にその他諸々の受難が重なり、苦しい時間を過ごしました。正直、部を辞めようと幾度となく考えました。

そんな時に自分の支えになったのは、まずは走ることが好きだという気持ちです。私は長い距離を走ることが好きです。この気持ちは決して消えることがありませんでした。

そしてそれと同じかそれ以上に支えになったのは、周囲の人から受け取った言葉たちでした。それらは特別なものばかりではなくて、言葉の送り手にとっては何気ない、話したことも覚えていないような言葉もあると思います。それでもそんな言葉たちが、折れそうになった自分を支えてくれました。

改めて、言葉の力を感じる経験になりました。
困難は過程であって、その困難があったからこそ掴むことができる財産が必ずあります。思考を止めずに向き合い続ければ、未来では困難がかけがえのない経験に変わっています。私は過去の経験からそれを学びました。

いまはまだ暗中模索の日々ですが、膝が必ず快方に向かい、再び全力で走れるようになることを信じています。これからも言葉を大切にしながら、自分らしく生きていきます。

ライオンズはなかなか勝てませんが諦めずに戦っています。
選手たちにはいつも勇気をもらっています。
挫けていられないと背中を押してもらいました。

以上になります。ご精読いただきましてありがとうございました。
次は島田君です。よろしくお願いします!


この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします!いただいたお金は活動資金として大切に使わせていただきます。