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クラウドファンディング~振り返り~

平素よりお世話になっております。

慶應義塾體育會競走部コーチの杉浦と申します。
私は2022年3月に慶應義塾大学を卒業し、
現在はコーチとして競走部並びに長距離ブロックに関わっております。

さて、「箱根駅伝予選会」まであと2週間に迫るとともに、クラウドファンディングもいよいよ最終日となりました。

本日に至るまで実に400名以上の方々から770万円以上のご支援を賜り、誠にありがとうございます。
約1カ月という短い期間の中、これほどたくさんの方からの本プロジェクトにご賛同いただけたこと、誠に幸甚でございます。重ねて感謝申し上げます。

今回は私自身が本プロジェクトに携わらせていただく中で、
非常に大切だと感じたものをお話させていただきます。

今回のクラウドファンディング構想を最初に聞いた時は慶應競走部への外聞悪化を懸念し、戸惑いを覚えておりました。
“慶應ボーイ”という二つ名のように、外から見た慶應は“お坊ちゃん学校の学生“
というイメージだと理解しております。
そのような学校がクラウドファンディングを行うことで、
慶應競走部に資金不足のイメージが定着してしまうことを懸念しておりました。

しかし、箱根駅伝プロジェクトの財源の切迫した状況を理解するにつれて(*)、これは成功させなければと強く思いました。

(*) 詳細は以下URLをご覧ください。

クラウドファンディングサービスを扱うREADYFOR株式会社 様にお力添えいただき、どうしたら目標金額を達成できるのか、どうしたら応援してくださる人が増えるのかを徹底的に考えてまいりました。

この中で繰り返し問われたのが「箱根駅伝への本気度」です。
現役・OBOGの方々がどれだけ本気で、箱根駅伝に出場したいと思っているのか。また、それを一般の方々にどう理解していただけるのか。
これを深く問われた期間でした。

この問いを通じて感じたのは、共有の難しさです。
現役学生やチームの主体であれば、ミーティングや日々のコミュニケーション、練習への姿勢などで、それは自ずと示せます。
対外的な本気度のアピールは、その延長線上にあるものかもしれませんが、上記に比べるとより積極的に、かつ他意の無いようにしなければならず、非常に難しかったです。

これが先述した「恐怖」に繋がっていると、今改めて理解できました。
もしかすると、慶應が箱根駅伝出場を目指していることを知らない方々にまで届く、むしろそれが狙いでもあるため、その方々に自分たちの本気度を届けられるか、その不安が「怖い」と感じさせたのだなと思います。

でもどうか、ご安心ください。僕らは本気です

スポーツ推薦はないですし、選手数も30名弱と多いわけではございません。
でも、他大学と同じように、死に物狂いで頑張っております。
本気で、箱根駅伝出場を目指して走っております。

夏は3時起きで、暑くなる前に距離走を行います。学校がある日でも週10回以上の練習をこなします。走るだけではなく、一致団結してチームマネジメントも行っております。
今年も、皆様のおかげで満足いく夏合宿を行えました。毎年、前年よりも強くなっております。

OBOGも本気です。
各所へのお願いだてはもちろん、毎週READYFOR様や現役学生とのミーティングを行い、今の僕らに何ができるかを考え抜いています。僕はというと、毎週のミーティングを受け、学生の努力が最大限活かされるよう働きかけを行いました。寄付いただいた際のコメント返信も現役学生同様に、取り組ませていただきました。
可能な限り現役と同じ高さと目線で、箱根駅伝出場に懸けていく所存です。トライアンドエラーの繰り返しではありますが、少しずつ前進してまいります。

なんと言っても、私たちは、“陸の王者”です。
以前より変わらず、この意地・プライドのために、死に物狂いでやっております。
絶対に箱根駅伝に出場して皆様の応援・ご期待にお返しさせてください。

私たちの本気は、これからも様々なところでお見せしていきます。もちろん結果でも、その他でも。
どうか今後とも、僕らの活動にご注目ください。
よろしければ、ぜひご支援いただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。

慶應義塾體育會競走部 コーチ 杉浦慧

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