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ご支援のお礼、『雨ニモマケズ』と祖父の遺言

合宿前に気合いを入れて頭を丸めました、長距離二年の松尾です。

ブログに先立って

クラウドファンディングの期間が昨日で終了しました。結果なんと、440人を超える方から、850万円ものご支援、そして熱い想いのこもった応援メッセージを頂きました。ほんとうにありがとうございます。クラウドファンディングに限らず周りの皆様からの様々なサポートに対し、責任感を持って練習に臨み、今後、必ずや結果で恩返しをして参りますので、どうかお楽しみに!感謝・ファイト!

いよいよ予選会まであと2週間、チームはいよいよ仕上げの段階に入ってきました。いっぽうの自分は二次合宿の最後に腸脛靭帯(ひざ)を痛め、補強やウォーキングに徹する毎日。チームにいい雰囲気をもたらせるよう、少しでも早く復帰します。

祖父の死

ここからは個人的なブログに移らせていただきます。

私事ではありますが、9月の上旬に、父方の祖父が亡くなり、生まれて初めて、身近な人の死を経験しました。

わざわざこれをテーマにするのは、祖父の生き様を少しでも知っていただきたいと思ったからです。

昨年9月。これが最後となってしまいました


雨ニモマケズ

皆さんは『雨ニモマケズ』をご存じでしょうか。

童話作家・宮沢賢治の遺作で、有名な「雨ニモマケズ/風ニモマケズ」から始まり、宮沢の理想像が書かれている詩です。(ぜひgoogleで全文を)

『雨ニモマケズ』

祖父の好きな詩であり、そして祖父はまさに、この詩のモデルのような人物でした。

例えば、「慾ハナク. 決シテ瞋(いか)ラズ. イツモシヅカニワラッテヰル」という部分。
祖父はとても物静かで、祖母と結婚してからの約60年間、祖母に対して一度たりとも怒ったり、怒鳴ったりしなかったそうです。地味に、っていうかマジですごいと思うこれ。

他にもエピソードは色々ありますが、宮沢の理想通り、謙虚に生き、自分よりも、人のことを第一に考えていた人物でした。


「役に立つ人間となれ」

詩と祖父に相違があるとすれば、

「皆ニ デクノボー ト 呼バレ」という部分。

「デクノボー」とは「役立たず」のような意味ですが、祖父はデクノボーと言われるどころか、むしろ、絶大な人望を持っていました。(笑)

自らイニシアチブをとるタイプではないのに、地域のさまざまな代表に推されて困っていましたし、親戚やご近所からなにかと頼りにされていました。
葬儀では、このご時世にも関わらず200人を超える方に参列していただき、子孫一同、度肝を抜かれました。

そんな祖父が生前に遺した言葉は、「社会のため、廻りの人のため、役に立つ人間になるように心がけること」
祖父の得た人望は、「人の役に立つ」精神を貫いた見返りだと思います。子孫である自分も、この遺言を胸に、ひとを思いやり、社会の役に立つ人間になれるよう心がけて生きたいものです。

まずは予選会、今年は怪我の影響で戦力にはなれませんが、裏方として全力で役に立ちにいきます。

出走者全員が完遂した、北海道での30km走。早く治して走りたい!

次は同期ラスト、森内くんです。おそらくもうブログ仕上げているだろう、爆速更新よろしくお願いしまぁぁぁぁあす!



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