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お別れブログ~遠藤稜大~

ちわ。3年橋本です。
新シーズンが始まりました。
ちょうど今日、久々に水上で寒さを感じて、嫌な季節の訪れを感じました。
冗談とかじゃなく冬のカヌーは拷問です。
早く春が来てほしい。。。

今回は、遠藤さんについて書かせていただきます。
遠藤さんは部内でもトップクラスの人気者でした。(本人が言ってたので間違いないです)
引退した後も一度会ったのですが、自分が引退した後カヌー部門が面白くなくなるのではないかと心配してました。(余計なお世話です。)
「カヌー部門面白いランキングno.1」「トップダウンの申し子」「陰キャラッパー」など様々な異名の持ち主の遠藤さんは、確かに艇庫の誰からも愛される人気者だったと感じます。

ただ、僕にとって遠藤さんは、競技面のライバルでもあり、ペアの相方でもありました。
一昨年の班で一緒になってからはハンミで漕ぎをよく見てくださったり、冬の寒い練習ではずっと前を漕いでくださったり、競技力に伸び悩む自分にとって頼りになる先輩でした。

そして、去年のシーズンはペアの相方にもなりました。乗り合わせの際は相性の良かった僕らですが、練習が始まってからは全くうまく行きませんでした。全然タイミングは合わないし、ずっと船はゆらゆらしてるし、お互いの息はいくら頑張っても合わず、ずっとチームで一番遅いペアでした。うまくいかないイライラから、お互い温厚なタイプなのに口喧嘩に発展したこともありました。今考えると結構追い込まれてたんだな、と。。。。

絶望的にあってなかったペア練。船傾けてすいません

僕らのペアは関カレでボコボコにされ、悔しさから2人で自主練を重ねたのを覚えています。その後インカレ一次H、僕たちのペアは慶應内でずっと負けていたペアに0.2秒差で勝ち、過去最高のレースとなりました。残り200mを過ぎてからは漕ぎももうグチャグチャで、後から見るとめちゃくちゃ合ってはいなかったけど、遠藤さんが後ろから無理矢理押してくれた感じでとても頼もしかったのをよく覚えています。結果はBT落ちとなり、勝ち上がることはできなかったものの、あの瞬間は自分にとってカヌー競技の面白さに初めて触れた瞬間だったかもしれません。遠藤さんと喜びを分かち合えて、一つ友情が芽生えた感覚がありました。

そして遠藤さんのラストシーズン。
お互い実力伯仲の中で、冬のロングの練習ではずっと波に乗り合いながら練習していたのをよく覚えています。そしてなんとペアも2年連続で遠藤さんと組むことに。バランスが悪過ぎて何もないところで沈してた時期もありましたが、それでも今年こそは結果という形で遠藤さんと喜びを分かちあいたい。そんな思いが自分には強くありました。

そんな中、遠藤さんは5月に怪我をしました。
関カレもインカレも出れずに引退することが決まった時の、遠藤さんの珍しく弱気になった姿は、自分にとって結構衝撃でした。

それでもチームのために最後まで戦おうと、副務の仕事を代わりにやってくれたり、学連の仕事をやっていたりと、遠藤さんなりにチームに貢献しようと頑張っている姿は先輩として頼もしかったのを覚えています。
遠藤さんが入院しているときも、艇庫ではみんな遠藤さんの話をよくしていて、部員全員から本当に愛されているんだな、というのを感じました。
自分も遠藤さんみたいに後輩からも同期からも愛される人になりたいな、と思いました。

僕のスマホにほとんど写真は残っていませんでしたが、ゴルフに行ったり旅行に行ったり、なんだかんだ沢山思い出があります。
また遊び行きましょう。
怪我が治ったら、カヌーも漕ぎに来てください、後輩一同戸田で待ってます!

おせわになりました。

橋本

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