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イベント無いから愛車を紹介するぜ② 〜反骨精神、足りてますか?〜

あ〜ロックスターになりてぇ〜
満員電車に揺られながらそう考える人も多いのではないでしょうか。
かく言う自分もそんな凡人の1人です。

乗り味や性能など、中身にはほとんど触れずに「自分の自転車はこんな感じです」と紹介していく緩い試み第二弾。
今回はレース等でメインで使用している自転車を紹介していきます。

cinelli  strato faster 2018

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チネリのラインナップの中ではレーシングバイクに位置付けられるモデル。
当時のカーボンフレームにおけるハイエンドモデルではあるが、自分が2〜3ヶ月悩みに悩みこのフレームを選んだ理由は、無論ルックスです。

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素敵な色使いに惹かれて選んだこのフレーム、デザイン名は「サイケデリックブレイクファスト」。
サイケデリックーーーLSDなどの幻覚剤によってもたらされる心理的感覚や幻覚などを極彩色のイメージによって形容する表現、、、。

このフレームで表現されているのはクスリをキメて食べる朝ごはんということか。
なるほど、分かるぞ。

まあ当然チネリのデザイナーが薬物中毒者というわけではなく、本当の由来は音楽にあります。
イングランドのロックバンドであるピンク・フロイドの楽曲「Alan's Psychedelic Breakfast」がデザイン名の由来だそうです。
ご存知でない方は是非一度聞いてみて下さい。

自分がこのフレームに乗り換えるにあたり、パーツチョイスの参考になるかなと思いこの曲を聞きながらパーツ情報を漁りまくっていたところ、情報量が凄くて沢山の脳細胞がクラッシュしました。

そしてなんでまたピンク・フロイドなのか、、、
とあるチネリ仲間の方から教えて頂いたのですが、モデル名の「ストラトファスター」はエレクトリックギターの代表格である「ストラトキャスター」からきているものだそうです。

ピンク・フロイドのボーカルでありギタリストでもあるデヴィット・ギルモアがストラトキャスターを愛用していたので、その楽曲名が使われたのです。

余談ですが、同じ年に展開されていた別デザインには「ブルズ・オン・パレード」という名前がつけられています。
これもストラトキャスターを愛用したトム・モレロがメンバーであったRage Against The Machineの曲名がそのまま使われています。

要するに、こいつぁロックな自転車だぜという事です。

ここまで仲間の知識とグーグルに助けられながらこの自転車のロックたる所以をざっと説明しましたが、乗り手はびっくりするほどロックとは程遠く常に大衆に迎合した平凡な人間です。

1週間のうち5日間は満員電車に乗り、残りの2日間で自転車に乗ってる人間です。反骨精神のカケラもねえ!
もはや愛車は電車。悲しくなりました。
明日からは1日1ロックを座右の銘にして生きていきたいと思います。

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「移ろい行くもの」と言われればまず思い浮かぶのが「自転車のパーツ構成」な自転車乗りの皆さんなら分かると思いますが、当然この自転車も納車から現在に至るまでの2年間でそこそこの変貌を遂げています。

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納車当初、梱包状態からの組み上がり写真です。
・コンポーネントはSRAM FORCE22
・ZIPPのSLスプリントステム
・ピンクのホイールデカール
・ところどころノーマルのままのパーツ達
前回の自転車紹介を読んで頂ければ分かる通り、パーツはほぼ載せ替え。何というか、未完成感が凄いです。
シェイクダウンがレースだったのが良い思い出です。

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その後、出っ張ったコラムを吹っ飛ばしたりphilwoodのクイックやらシートクランプやらを導入したりしてだいぶ落ち着いた感じに。

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クリテリウムなんかを走っちゃったりしちゃったり。

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クリスマスツリーなんかにしちゃったり。

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一瞬だけGOKISOホイール履いたり



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そんなこんなでやりたい放題やっていると、アメリカからすんごいハブが届いたのでZIPPホイールにぶち込みました。

ついでにホイールのデカールもカルピスを彷彿とさせる爽やかな色合いに一新しました。

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ああ〜すごい〜

そして唐突に今に至ります。

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改めて、主な構成は以下の通り
・コンポーネントはSRAM FORCE 22
・ホイールはZIPP303firecrest × chrisking R45ハブの手組み仕様

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・クランクはROTORのAGIRIS、チェーンリングはプラクシスワークスの52/36。
・ペダルはデュラエース。

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・ハンドルはZIPPのSL88、幅は40です。
・ステムはチネリのマッシュステム、長さは110ミリでアングルは75°です。

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・philwoodのトップキャップとMASHのエンドキャップ
・バーテープはbtp。光が当たると7色に輝きます。そしてめちゃくちゃ滑ります。

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・サドルはアスチュートのスカイライン。僕は尻軽なのでサドルはだいぶ浮気しましたが、結局は最初に選んだこの子の包容力が忘れられず戻ってきました。
・シートポストはZIPPのサービスコース。ハンドルやステムにZIPPをチョイスした際に、無難に揃えて選びました。いわば妥協の産物です。

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・philwoodのシートクランプ。色の深みとゴツめのフォルムがチャームポイントです。

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・タイヤはパナレーサーのRACE A EVO4。歯磨き粉みたいなパッケージに入っているチューブラータイヤです。共感してくれる人いるだろうか…

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・ボトルケージはアランデル。固定力が凄いです。たまにボトルを離してくれない時があります。

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チネリのバイクはモデル名のロゴがどれもカッコよくて好きです。

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クイックリリースはphilwoodのオレンジとパープルを気分で付け替えています。

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前回の記事で紹介したphilwoodハブのアルミホイールを使う事も多々あります。

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オレンジとパープルのクイックリリースを組み合わせてハロウィン的な色使いにするのもお気に入りです。

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色々詰め込んでたら終わりが見えなくなってきた!
今回はここまでにしよう!
何事も全力でやり抜く事を美徳とする社会に対して反骨精神を見せていくスタイル。
今日の1ロック達成しました。終わり。

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