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「世代間ギャップ」を上手に活かそう

最近は、「パラレルキャリア」という言葉もぐっと一般的になり、世代を問わず「副業をはじめたい」というニーズが高まっているのを感じます。

世の中には様々な副業がありますが、「ぱっと思い浮かぶもの」は、レッドオーシャン(競争が激しい市場)であることが多い気がするのです。

若い女の子がモデルを目指すと損!?

たとえば、二十歳そこそこの若い女の子で、インスタグラマーやYoutuber、モデルなどを目指す子は多いです。

ショーへの出演や雑誌への掲載の経験が一度もなくても、「フリーランスモデル」を名乗る人はたくさんいます。「フリーランスアナウンサー」「シンガーソングライター」などの中にも、プロもいればほぼ実績がない方も星の数ほどいます。

インスタやyoutubeをちょっと覗けば、無名の若い子がわんさかいます。歌ったり踊ったり、メイクしたり料理したり、ネタ動画を公開したり、コンテンツがあふれています。

でも、そこはなかなか厳しい世界です。

子役やティーンから現場経験やレッスンを積んで活動をしているプロも多いうえ、「若くてかわいい」を武器にすると、自分の若さという資産は1年ごとに目減りします。

かつ、毎年毎年、自分より若い女の子たちが同じ市場に大量に参入してくるのです。うーん、恐ろしい。

活躍できるのはごく僅かな厳しい世界だけど、無謀でも挑戦したいというなら止めません。若い時の数年、モデルっぽい配信をして思い出作りができればいいというなら、何者になれなくても問題ないでしょう。

ただ、「稼ぎたい」「職業にしたい」「長く活躍したい」という気持ちが少しでもあるなら、安易にみんなが飛びつくものに参入するのはおすすめしません。

競技人口が少ないフィールドを目指す

「同世代のあの子もやってるし」と最初に思いつくものは、他の人も憧れやすいので、ライバルがかなり多く苦戦します。

自分が輝けるライフワークを見つけたくて挑戦したのに、競争が厳しすぎて芽が出ず、数年も持たなかった…ではもったいない。

ライフワークを見つけたい、さらにそれで稼ぎたいなら、他の人があまり目を付けないブルーオーシャン(ライバルが少ない市場)を狙うべきです。武器が少ない未経験の素人ならなおさらです。

自分の属性を見渡して、「似たような属性の人が参入しなさそうな市場」を目指すと、無為無策に有名な市場に飛び込むより、勝算が上がるはずです。

自分の世代が少ない市場に参入すると

その属性の中で、「世代」は考えやすいものの一つです。自分と同世代の人が飛びつかなさそうな市場は、自然とライバルが少なくなります。

かつ、その市場にとって「珍しい世代」なら、重宝がられることもあるので、お得なポジションなのです。

例えば、「人前に立つ仕事」に憧れる24歳社会人2年目の女の子がいたら。社会の中では新人ですが、局アナに新卒で就職することはできず、モデルとしても遅咲きで、「普通のルート」で人前に立つ仕事に就くのはもう厳しくなり始めた年齢です。

それならば、「人前に立つ仕事」の軸はそのままに、「自分の世代は少ないジャンル」をプラスしてはどうでしょうか。

例えば、「お酒」。飲み会好きの若者はいても、お酒の知識をしっかり語れる若い女子は少数派です。

ワインなどは、高いものは際限なく高いので、お金がかかる趣味で自然と愛好者の平均年齢も上がります。その中では24歳というだけでチヤホヤされるでしょう。

「トークスキル」と「ワインの知識」のどちらもあれば、小さなワインイベントの司会やトークショーの依頼くらいはくると思います。

ワイン、日本酒、ビールあたりはうんちくを語れる人も多くメジャーなので、もう少し市場を小さくしてライバルを減らすのも手です。「焼酎」「スコッチ」を語れる女子としてSNS投稿を続けたら、相当キャラが立つと思います。

しかも、20歳未満は参入してこないというおまけつき!(笑)

うん、我ながらなかなかいいんじゃない?スコッチ女子!誰かやってみて♪

何歳になってもチャンスはある

これは、若者が上の世代に参入するパターンですが、他の世代でもできる手法です。

・今の育児の知識を、孫と触れ合う祖父母世代に発信できるママ
・TikTokの流行りの振り付けは全部マスターしてるおじいちゃん
・社会人学生の大学生活について語れるミドルシニア

なんてのもありかもしれません。

「主流とずれていればなんでも当たる」という訳ではなりませんが、希少価値を発揮できるか検討するだけなら無料でできます。

「世代を外れたからもう無理」「若すぎて無理」とあきらめる前に、逆にその世代のギャップが強みになるか考えてみませんか。

パラレルキャリア研究所代表 慶野英里名

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