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バイバイ・ゴンちゃん。笑ったり泣いたりした時間が幸せだったよ。ありがとう。

こんにちは、はじめてnoteに文章を記したいと思います。

普段はArrownという名前のブログを運営しているのですが、今回は特別にnoteを使って文章を書いてみたいと思います。

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僕は夫婦でメスのハムスターを飼っていました。名前は「ゴンちゃん」。

先日、そのゴンちゃんが亡くなりました。

我が家にきてから2年と1ヶ月、生まれたのは我が家に来る3ヶ月前だったそうなので、年齢にして2歳と4ヶ月の生涯でした。

ゴンちゃんが亡くなるまでの経緯

ゴンちゃんが亡くなる約1ヶ月前、嫁さんが転職前の有休期間だったこともあり、夫婦で1週間ほど休暇でヨーロッパ旅行に行きました。

とはいえ、僕らがヨーロッパ滞在中にゴンちゃんを1週間自宅で放置するわけにもいかないので、ゴンちゃんをペットホテルに預けることにしました。

実はペットホテルに預けるちょっと前から、「なんとなく元気がなくなってるかな?」とゴンちゃんに対して思うところもあったのは正直なところです。

預ける時は、「もしかしたらこれが最後かもしれない」って一瞬思ったけど、取り越し苦労かなと思っていました。

でも、ヨーロッパから帰ってきて即ゴンちゃんを迎えにいくと、(詳しくはここでは書きませんが)ペットホテル滞在中に色々あったようで、ゴンちゃんは想像以上に元気を無くした姿になってしまっていました。

目に大きな目やにができて目があまり開かなくなってしまっていたり、明らかに動きが衰えてしまっていて・・・

ヨーロッパ旅行を満喫して気持ちに充実感が溢れていた状態から、一気に自分の心が罪深い気持ちに支配されるのを感じました。

「もしこの1週間普段と変わらずに一緒にいたら、こんな風にならなかったのではないか・・・」

ゴンちゃんの回復を願い動物病院に連れて行くことに

ハムスターは2年も生きれば十分長生きと言われるくらい、寿命の短い生き物です。

でも、今回は経緯が経緯だったこともあったり、つい1ヶ月半くらい前まではこんな感じの凛々しい姿だっただけに、

「適切な対処をしてあげたら、また元気な姿を少しでも取り戻して少しでも長生きしてくれるんじゃないか?」

そう考えました。何より、この愛情が少しでもゴンちゃんに届いて、少しでも回復してほしいと願うばかりでした。

そして僕は、まずは比較的近所の動物病院にゴンちゃんを連れていくことにしました。

僕がゴンちゃんを最初に連れていった動物病院は、すごく良い病院でした。担当してくださった先生は、とってもペット目線で丁寧な対応をしてくださいました。その病院では2度診療頂き、目やにの症状については、おかげで快方に向かいました。

でも1回目と2回目の診療でゴンちゃんの体重が10gも減少してしまったこともあり、「表面上にはわからない問題を抱えているかもしれないので気になるのであれば、専門的にみてもらうのも良い」というアドバイスを動物病院の先生からいただきました。

わざわざご丁寧に紹介状まで書いてくださったため、僕は紹介を受けた別の動物病院にもゴンちゃんを連れていってみることにしました。

数日後、向かった2つ目の動物病院。1度目の診療で「今日亡くなってもおかしくない」という診断結果を受け、僕は愕然としました。

レントゲンを撮っていただいたのですが、お腹の中にガスが溜まっていて、それが食欲減退→痩せ細った原因であるとのこと・・・

病院の先生が色々と診ている際も、ゴンちゃんはバタバタすることもなく、まるで疲れ果てているような様子で・・・

ゴンちゃんは、そんなにも辛い状態なのか・・

もしかしたら、動物病院に連れてきたこと自体もゴンちゃん本人にとって負担になっていたのかもと考えることもあり、ただただ胸が苦しくなりました。

一時的に見せた回復、しかし。。。

2つ目の病院から帰ってからは、いつ亡くなってもおかしくないという覚悟を常にしていたつもりでした。

「もしかしたらゴンちゃんと一緒にいられる時間は残り少ないかもしれない、でも、できるだけゴンちゃんと一緒に過ごしてあげることで、ゴンちゃんが元気を取り戻してくれるかもしれない」

僕は仕事が終わったらまっすぐ帰って、家ではずっとゴンちゃんのそばにいるようにしました。2つ目の病院で頂いたお薬を、1日2回ゴンちゃんに飲んでもらいながら。

すると、薬が効いたのか、2ー3日経ったくらいから、明らかにゴンちゃんの様子に元気が戻ってきているのを感じました。

以前ほどのスピードはないにしろ自分から動き回る姿、夜になると時々黄昏る姿、それは元気な時のゴンちゃんそのものでした。

「もしかしたら、このまま少しずつ元気を取り戻して、もう少し生き延びてくれるんじゃないか」

そんな期待は当然、頭をよぎりました。

実際、2つ目の病院で2回目の診療を受けた時も、1回目とは違って、先生に診てもらっている際にゴンちゃんはバタバタとする様子を見せ、動物病院の先生にも1回目との違いが伝わるほどでした。

しかし、その2日後、仕事から帰ってくると、ゴンちゃんは亡くなっていました。

ゴンちゃんと過ごした日々を振り返って

嫁さんと丁重にゴンちゃんを弔い、埋葬をし、お世話になった動物病院に亡くなったことのご報告と御礼を伝え、ゴンちゃんとのお別れを済ませました。

でも、やっぱり悲しい。たくさん泣きました。

「最後の1ヶ月で僕がゴンちゃんにしたことは正しいことだったのだろうか」

「ゴンちゃんは我が家で幸せだったのだろうか」

色々なことを考えました。

その可愛さが忘れられず、残していた写真や動画をたくさん見返しては、たくさん泣きました。

写真や動画を見返していく中で、1つ気づいたことがありました。

実はゴンちゃんは、超豪邸に住んでいました。

上の画像が、嫁さんが不要な洋服棚をDIYして作ってくれたゴンちゃんハウスなのですが、なんとその幅は約1m50cmほど。

きっと世界で飼われているハムスターの中でもトップクラスに豪邸に住んでいたハムスターなのではないかと思います。

そんな豪邸に住んではいたものの、ゴンちゃんが我が家に来た当初からしばらくは、ハムスター特有の脱走癖を見せ、常にゴンちゃんは脱走を狙っている感じがあったんです。


ちょっと散歩させると、すぐこんな感じでした。笑

でも、いつの頃からか、脱走しようとする仕草が少なくなっていました。


最初はつかませてもくれなかったのに、つかんでも懐いてくれたり、背中を触ったりすると気持ち良さそうに動かずにいてくれたり。

よく寝室でゴンちゃんを散歩させることがあったのですが、僕らに駆け寄ってくれることも多くなっていました。

時々、夜に散歩させっぱなしで僕らが眠ってしまうこともあったのですが、そんな時決まってゴンちゃんは布団の中に潜り込んできて、一緒に眠ろうとしたり寄り添ってくれたりするようになっていました。

(まあそもそも状況的に僕等がゴンちゃんを潰しちゃう危険性があったので、そうならなくてよかったのですが苦笑)

だんだん、散歩時は決まって僕らに近づくようになってくれたりもしました。

そう考えると、もしかすると、僕らのゴンちゃんに対する愛情は、少しずつであれ、ゴンちゃんに伝わっていたのかもしれません。

亡くなる直前1週間に見せた一時的な回復ぶりも、ゴンちゃんが僕らの愛情を受け止めてくれて、ゴンちゃんなりに応えようと頑張ってくれたからこそだったのかもしれません。

そういえば亡くなる前日の夜は、今思うと明らかにしんどそうだったけど、それでも力を振り絞って、やっぱり僕らのところに駆け寄ってくれたなぁ。。。ゴンちゃんなりに頑張って応えようとしてくれたから、最後はパワーを使い果たしちゃったのかなぁ・・・

だいぶ破天荒な飼い方だったけど、きっとゴンちゃんなりに我が家で幸せに過ごしてくれたのかなって、写真や動画を振り返りながら思えるようになっていきました。

ゴンちゃんが運んでくれた、人の温かみ

ゴンちゃんがいなくなって数日、悲しい気持ちを温かくしてくれる出来事がありました。

1つ目にお世話になった病院が、わざわざお花屋さんに頼んで御供花を送ってくれたのです。

ただの2回しか診療を受けていないのに、、、ここまでしてくれて、元々診療を受けた時もすごく好感を持っていただけに、更にこの対応・・・

僕は生まれて初めて動物病院にお世話になったので、その世界ではもしかしたら当たり前のことなのかもしれないですし、真相は知る由もないのですが、その心遣いに本当に感動しました。

ゴンちゃんは、脱走しても餌袋の音を鳴らすと自分から脱走先から帰ってきて餌をねだったり、眠いときは人間ばりに大あくびをしたり、僕ら以上に人間味あふれるハムスターでした。

そんな人間味あふれるところが、2回の短い診療の中でも、もしかすると動物病院の先生の心に印象付いたのかもしれません。

動物病院から頂いたお花のうち、一輪の花はゴンちゃんの眠る場所に添えました。

きっとゴンちゃんもこの花をみて喜んでくれているんだろうなぁと思います。

ゴンちゃんが運んでくれた、人の温かみに感謝でした。

バイバイ・ゴンちゃん、ありがとう

色々思うことはありますが、なにより、ゴンちゃんと過ごした2年と1ヶ月は、本当に充実した時間でした。

生前はゴンちゃんのお茶目な行動にたくさん笑わせてもらいました。

ゴンちゃが僕らにとって家族のように大切な存在になっていたからこそ、亡くなってからたくさん泣いたんだと思います。

ゴンちゃんを通じて泣いたり笑ったりした時間が、本当に幸せだったし、こんなに思い入れのある子に出会えて、本当に良かったなぁと思いました。

嫁さんとは「またゴンちゃんを飼いたいよね」っていう意見で一致しました。

バイバイ・ゴンちゃん。たくさんの思い出をありがとう。

天国で幸せに暮らしてね。僕らも、前向きに頑張っていきます。









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