年収200万底辺美容師だった僕が年収400万美容師になった簡単な方法


こんにちは、美容師をしているけいたといいます。現在28歳のアラサー美容師です。

いきなりですが美容師の平均月収をご存知でしょうか?

厚生労働省の「令和2年度賃金構造基本統計調査」によると美容師の平均月収は27万らしいです。

年収で考えると約324万。あまり多い金額とは言えないでしょう。

ですが僕はそれをはるか下回る年収200万程度で5年ほど美容師をしていました。

文字通り底辺美容師。
正直贅沢なんてめっきりで、借金まみれの生活を強いられていました。

練習用のウィッグ、ハサミの研ぎ代、モデルへの謝礼、仕事用の服etc...

他の会社では経費としてお金を出してもらえそうな物も、自腹で買わなければならずお金なんて足りなくなるばかり。

辛い辛い5年間を過ごしました。

そんな僕が
簡単に年収400万まで増やしたきっかけや方法をお話しします。

正直、誰でもできるしそんな凄い事をしたわけではありません。

ただ知ってると知らないとでは天と地との差があるのでNOTEにまとめさせていただきました。

初投稿で、文章の読みにくさがあるかもしれませんがご理解いただけると嬉しいです。

年収を倍にする簡単な方法

長々と書いても仕方がないので、さっそくその方法をお伝えしたいと思います。

その方法とは…


ずばり転職です


え?転職?特殊なスキルとか話術とかじゃないの?って思った方がいるかもしれません。

ですが、色んな方法を5年間試してきた僕は大真面目に書かせてもらうのですが美容師業界で給料を大幅に増やすには転職して店を変えるしか無いと思っています。

その理由をいまからお伝えします。

美容師が努力しても給料が増えない根本的な原因

美容師が給料が増えない原因はだいたい3つあります。

ちなみに先に言っておきますが「人のせいにしてばかりいるから給料が増えなかっただけだろ!」って思った方がいるかもしれません。

ですが実際私は自分の責任だと思い続けながら5年間最低賃金以下で働いて身体を壊して転職しました。

そして違う美容室で働いた中で自分の責任ではなかったんだと気づいたのです。

なぜなら転職しただけで初月の月給が18万→25万に増えたからです。

店を変えただけですよ?スキルも何も変わってません。むしろ最低賃金を考えたらこれでも少ない方なのですが…

つまり法律を守ってない時点で「個人のせい」と言い切る人は根本的に間違っているのです。


…話が脱線してしまいましたね、戻します。

美容師の給料が増えない3つの原因とは

  • 給料形態が悪い

  • 集客を店側が怠っている

  • 経営が破綻している

1つずつ見ていきます。

給料形態が悪い

一番の原因は給料形態の悪さです。
美容師は職業柄歩合制な所が多いです。

その給料形態が悪いとどんなに売り上げを伸ばしたところで給料は増えません。

ちなみに理想は完全歩合制です。完全歩合制とは全体の売り上げから決まったパーセンテージを給料として貰う方式です。

例えば歩合40%バックだったとして月100万(税金はめんどくさいので割愛します)稼いだとします。

そうしたら単純に100万の40%である40万が月収になります。

逆に悪い給料形態のところは基本給+歩合制なところが多いです。

基本的に16〜18万の基本給に売り上げの10〜20%が加算されることが多いです。

もし18万の基本給で歩合20%だとして同じ100万で考えてみると18万+20万で38万と完全歩合制より低くなります。

さらにもし上の条件で200万の売り上げを立てたとすると…

完全歩合制→80万
基本給+歩合→58万  

圧倒的な差が生まれます。

つまり売り上げを上げれば上げるほど完全歩合制のが給料が高くなり、基本給+歩合制の店は損をする仕組みなのです。

さらに恐ろしいのが、だいたいの基本給+歩合制は歩合がスタイリストのランクで変わるシステムを採用していることが多い点。

私が前働いていた店は
歩合率
ジュニアスタイリスト 3%
スタイリスト 10%
トップスタイリスト 15%
ディレクター 20%

でした。

つまりジュニアスタイリストだった場合100万稼いでも歩合で増える報酬は3万円にしかなら無かったんです。

しかもランクが上がるには厳しい売り上げノルマが課せられていました。

これではどんなに頑張っても報われません。

ですが稼げない美容師は稼げない制度の中で頑張ってしまってるケースが多いです。

あなたの給料形態はどちらでしょうか?

集客を店側が怠っている

二つ目の理由が店側が集客を個人に任せているパターンです。 


先に言っておきますが美容室で集客をするのは美容師ではなく店が行うものです。

大事なのでもう一度

集客は個人ではなく店側がすべき事です。

あなたは売り上げが伸びない時、上司やオーナーに「売り上げを作るためにお前が集客を頑張るんだよ!」と言われたことはないですか?


それ、大きな間違いですよ。


集客は店側すべきなのです。なぜなら店側が集客をしない時点でスタッフはフリーランスと何ら変わらなくなってしまうからです。 

だって集客できない時点で報酬はあげませんっておかしく無いですか?フリーランスならまだしも正社員なのに案件は自分で持ってこいなんてブラックもいいとこです。 

違う業種に例えるとわかりやすいかもしれません。例えば新規オープンの脱毛サロンがあったとします。

そのオーナーがスタッフに対し

「うちは店で広告は出さないから個人で集客しろ!できないなら給料は払わん!」と言われたらどうします?

辞めますよね?

ですがそれが美容室ではまかり通っているのです。

むしろホッ○ペッ○ーに大金叩いてるのに集客できない時点で個人で集客をしても大して集客出来るわけありません。

むしろ個人で集客できてる時点で

あなたは会社に売り上げを搾取されてるので今すぐ辞めてフリーランスになるべきです。

ちなみに誤解ないよう言っておきますが、充分にフリーのお客様が来てるのに指名が増えないなら個人の責任です。

経営が破綻している

最後に経営が破綻しているパターン。これはお客様に対しての過度なサービスが原因の場合が多いです。

豊富な材料、大きい店舗、ホッ○ペッ○ーはいつも最高ランク、ドリンクも豊富で待ち時間でデザートまで出てきます!


外側から見たら素晴らしい美容室かもしれません。ですが実はその皺寄せが美容師の給料カットで何とか維持しているパターンも少なく無いです。

私の前の店は、売り上げを包み隠さずスタッフに公表していました。

一店舗だけの売り上げは年間1億円

凄い繁盛店…だと思いきや何と赤字でした。

理由は立地が高すぎるのと、材料費が20%を超えていたから。

都内一等地で維持費も高く、材料もお客様の要望を叶えるためにバンバン買って在庫を抱えていたので経営が赤字だったんです。

会社としては、他にもカラー専門店をやっていてそれを加味して黒字化していました。

ですが経営するほどに損する訳ですからビジネスモデルとしては崩壊していると言っても差し支えありません。

むしろカラー専門店だけにした方が売り上げが出る始末(笑)

それはオーナーのプライドが許さなかったようですが…

あなたの会社は経営は大丈夫ですか?ちゃんとスタッフとして経営状況は把握していますか?


最後に

長々と書きましたが、美容師は稼げる場所に就職してからがスタートだと思います。

頑張る場所を間違えると、会社側に搾取される側になりかねません。

それくらい今の美容師業界はブラックな経営が蔓延っているのです。

オーナーや上司は口を揃えて「会社に感謝しろ、こんな恵まれた場所は無いぞ?」というかもしれません。

ですが果たして本当でしょうか?あなたは今の会社にいて将来結婚したり、仕事以外の生活を充実させれますでしょうか?


今一度、考えてみてもいいかもしれませんよ。


謝辞

長く読みにくい文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
初めてのnoteの記事になります。ちなみにこの記事は何か特定の団体の非難をしたり個人を攻撃する目的で書いておりませんので悪しからず…。

また次回の記事も読んでいただけると幸いです。

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