自走できる家がいい。
すり傷で病院へ行くような設計はしない。
せっかく設計事務所にご依頼いただいているから、
特別な空間を提案したい。
だからといって、奇抜である必要はない。
独自とは変わっていることではなくて、他とは違うものだと思う。
その塩梅が難しい。
でも、その最適解が見つかったときの喜びは何にも変え難いですね。
もとい、そのひとつに、誰でも使う普通の素材や工法で、
ちょっとフツーじゃない空間に仕立てるように意識しています。
極論、ホームセンターとかで手に入るものとか。
そうすれば、住んで時間が経って、傷がいったり、壊れたりしても、
住まい手自身で治せそうでしょ。それが大切だと思っています。
すべてを専門家に頼まないとダメなのは
果たしていい建築なんだろうか?
そんなことを思って設計しています。
向こう30年も鮮度のある建築
スタディ模型
次に続く打合せができました。
背負うものは大きいけれど、だからこその喜びがありますね。
建物は依頼主のものなのだけど、
誰よりもワクワクしているのを
きちんと伝えたいなぁと思っています。
スタディ模型。
考える模型なのだけど、
その方がライブ感のような思考の鮮度が表せるので
そのままお見せすることが多いです。
その場で壁を取ったりもしたりする。
模型をぐるぐる回してみたり、
スマホのカメラで見てみたり。
依頼主も楽しんでくれていそう。
その姿を見るのも喜び。
打合せのときはエンターテナーであろう。
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