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逃げる=罪? 逃走本能、見直しを

「逃げる」という行為は、人間にとってはあまり評価されません。何かから逃げることは、しばしば弱さや責任逃れと見なされます。しかし、この考え方は、自然界の他の生物と比較すると、少々矛盾しているかもしれません。
なぜなら、多くの生物にとって逃げるという行為は、純粋に生き残りのための必要な戦略だからです。危険を感じた時に逃げることで、彼らは生命を保つことができます。しかし、人間社会では、同じ行為が否定的に捉えられるのです。
この違和感は、私たちが人間の行為を評価する基準に大きな影響を与えていると思います。なぜ人間は逃げることを良くないと決めつけたのでしょうか。それは、社会的な価値観や教育の中で形成されるものでしょうか。
私は、逃げることが必ずしも悪いことであるとは限らないと思います。もちろん、すべての場面で逃げることが最善の策とは言えませんが、逃げること自体を一律に否定することも問題だと考えています。
逃げることを否定する風潮が存在すること自体が、人間の生存本能とは相反するものであるかもしれません。この矛盾について、私たちはもっと深く考えるべきかもしれません。


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