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OTTとスポーツベッティング

米国の複数の州でスポーツベッティングの合法化が進んでおり、その市場規模の大きさ・拡大が連日報道されています。テクノロジーの進化・スポーツ視聴スタイルの変化などによって、スポーツベッティングの在り方自体も変わってきている気がしています。特に、近年はOTTでのスポーツ視聴が一般的になっている中、スポーツOTTとスポーツベッティングの融合が今後進んでいくのではないかと思うのと、既に米国を中心にそういった流れがありそうです。

米国のスポーツOTT大手であるFubo TVが、更なるサブスクライバーを獲得するためにベッティング会社を買収する計画を発表したようです。また、その計画を発表したところ、Fubo TVの株価が急騰したとのことで、市場でのOTT×スポーツベッティング融合の将来性への期待がうかがえます。


DAZNも、今年の1月に英国のベッティング会社であるEntainからShay Segev氏を共同CEOとして迎え入れています。公式発表の中でも、彼の加入はDAZNの next phase of rapid growth を助けるものだ、としています。


DAZNは昨年すでに、スポーツベッティング会社大手であるBetMGMとのパートナーシップを発表しており、米国のスポーツベッティング合法地域においてブックメーカーとの様々なコラボレーションを進めています。ボクシングの試合生配信の中でそのオッズがリアルタイムに表示される他、試合自体の冠協賛としてBetMGMのブランディングが随所に現れる(つまりBetに誘導)座組の様子です。


日本ではまだ違法であるスポーツベッティングですが、スポーツ業界・市場に与えるインパクトは甚大であることはアメリカの事例を見ていても間違いなさそうですので、世界のトレンドを注視していこうと思います。









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