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子どもの話を聞いたら甘やかしになるんじゃないかしら?

以前、こんな記事を書きました!

今日はまた別の側面から子どもの話を聞くことについてお話をしたいと思います。

「子どもの話を聞きましょう!」と
お母さんたちにお伝えすると、子どもの話を聞いたらなんでも答えてあげなきゃいけないと
思ってしまう方も多いのですが、
それは違います。

子どもの話を聞くとは、子どもの言いなりになることではありません。

子どもの話を聞いて、
子どもの気持ちをまず理解すること。
このことを「子どもの気持ちを受け止める」とも言います。

これは子どもだけではなく、大人も同じなのですが、まずは自分の気持ちをわかってもらうことでひとは安心します。

だから
「あなたの気持ちはわかったよ」
「あなたは今そう思っているんだね」
というスタンスで子どもの話を聞くことが大切なのです。

また、一旦受け入れてもらえた、わかってもらえたと感じると、相手の話を聞く余白ができます。

なぜ、子育てがうまくいかないように感じてしまうのか?

それは子どもが自分の一部のような感覚になってしまっているから。

子どもが言う事を聞かない時って
ムキ―ってなりますよね。

わたしも子どもが小さいころ、なぜこんなにイライラするんだろうと考えて、気づいたことがあります。

それは子どもが自分の一部だと思っているから
思い通りにしたくなるんですよね。

それを子どもを支配しようとしているというような言い方をしている方もいますが、
母親にとっては自分の身で10か月も育てた我が子じゃないですか。こんな風に思ってしまうのって実は自然なことなんじゃないかな~って思っています。

だからと言って、なんでも子どもの言う事を聞くのはちょっと違う。

わたしはよく子どもの話を聞いた後に
「そっかー。あなたはそう思うんだね。わかったよ。それでね、ママはこう思うんだけど、あなたはどう思う?」と伝えていました。

つまり、さりげなく自分の意見も伝えるんです。

子どもって人生経験が少ない分、当然ながら考えの範囲って実は狭いんです。
だから、大人の意見を伝えることで別な考え方や見方があることを知ることができるんですよね。

ポイントは
「ママは〇〇だと思うんだけど」と自分の考えを先に入れること。
そして必ず「あなたはどう思う?」と聞いてあげてください。

子どもも大人もね、
自分から出た答えにいちばん納得するんです。
だから子どもに質問をして答えてもらうのがいちばんいい。

子育て相談もカウンセリングもわたしはいつもお母さんが自分の答えを出せるまで待つんです。いろいろな質問を投げかけながら。

話を聞くことは甘えさせているような感じがして本当にいいのだろうかと心配される方もいるのだけれど、大丈夫です。

受け入れてもらえた経験が多いほど、どうしたらいいのか自分で考えられるようになると言われています。

ただし!時間のないときは話を聞いてあげられないと思います。例えば、お母さんが仕事に遅刻しそうだとか。そんな時は無理せず、あとで話を聞いてあげてくださいね。



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