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旦那に対して「察してほしい」をやめる

保育士経験や自分の子育て経験を生かして、行政関係の子育て相談所で
10年間務めてきた。

子育てとは子どもの相談を受けていると思われがちだが
それだけではない。

子どもを取り巻く人間関係の相談はとても多い。
子どもを取り巻く人間関係とは、旦那さん(これがいちばん多い)、
お姑さん(これも多い)、ママ友(これもとっても多い)、
近所の人だったり、親戚だったり
それは本当にひとそれぞれだ。

子育てって、大きくまとめると人間関係の悩み相談とも言える。
子どもだってお母さんから生まれたといえ、
ひとりの人格を持った人間と考えれば
子育ても人間関係。

だから、子育て相談ってたくさんのジャンルを含んでいるので、
相談員はある程度の経験年数と知識、たくさんの経験が必要なもの
だと10年間の相談員経験から思っていることである。
(しかし、行政の子育て相談は相談員採用の際にそこまでのクオリティを
求めていないところがあるのが残念なところ)

今日はそのようなことを踏まえ、旦那さんにストレスを感じている
お母さんたちに多い悩みをピックアップしようと思う。

これは女の人あるあるなのだが
「旦那さんに大変なことをわかって欲しい!」と訴える
子育て中のお母さんはとても多い。

その悩みをよく聴いていくと
わたしの態度や様子を見て自ら旦那さんに動いてほしいと
思っているのだ。

つまり、旦那さんに察してほしい!

そう、察してほしいのだ。

これを聞くと、わたしは激しく共感をしてしまう。
なぜなら、過去のわたしがそうだったから。

わたしだけがご飯作って、部屋の掃除して、トイレ掃除もして
洗濯をして、洗濯物たたんで片付けて、お風呂入れたり、
子どももお世話も全部自分。

お前も少しは手伝えよ(怒)と心の中はやくざ張りに
怒っていた。

だから

こんなに大変なわたしを見て察しろよ(怒)

察してほしいと願う女子って実に多い。
過去のわたしがそうだったように、相談で出会う
ママたちも察してほしい人が多いこと、多いこと。

だがしかい、わたしはある日大事なことに気づいたんです。

それは

男のひとって察する力が弱いことを・・・。

それは男性と女性の脳の仕組みがそもそも違うからなのだ。

脳の仕組み上察してもらえないならどうしたらいいのか?

答えは簡単だ。

ちゃんと言葉で旦那さんに伝えること。

旦那さんは奥さんが何も言わず不機嫌な態度をしている
のはわかっても、どうして不機嫌なのかわからないのだ。

ついでに言うと、脳の仕組み上、男性は並列思考ではなく、
直列思考。例えば、女性は洗濯機回いている間にご飯作って
子どものオムツ換えて、同時にお風呂の準備をしてなど
いろいろなことを同時進行させる並列思考なのだが、
男性は「ごみ捨て終わったら洗い物しながらコーヒー淹れてという
同時進行の動きが苦手。だから、旦那さんにお願いする時は
ひとつお願いして完了してから、次のことを伝えた方がいい。

家事がママより得意だったりする旦那さんも最近とても
増えているが、旦那さんが非協力的だと感じている方は
旦那さんに言葉で伝えるチャレンジをぜひしてみてほしい。

補足で大事なことは
旦那さんを育てるように伝えてみることだ。だから、ここは
女優になったつもりでかわいく伝えてみて欲しい。
「~をやってくれると助かるんだけどね」と。
やってもらった後も「ありがとう!」をお忘れなく!
これを忘れると
ただの暴君な母になってしまうので要注意だ。

子どものことで精一杯なのになんで旦那まで
育てなきゃいけないの?と思うかもしれないけど、
長い目で見れは結果自分のメリットにつながることなら
やってみて損はなことは一切ないと思います。








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