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育児のしあわせとはなにか

母親として子育てとはなにか?
育児のしあわせとはなにか?

女性は子育てによって大きく人生が
変わることが多い。

わたしもそのひとりだ。

わたしは公立保育園に勤める
正職員の保育士だった。

よほどのことがない限り、公務員って
辞めないものだと思っている。

公務員になる為の勉強は大変だった。
倍率高いし。
すごい確率で合格したのに、
もう二度と公務員なんてなれないのに
ほんとうにやめていいのか?と相当迷い、
最終的には人事課の課長に
「そこまで迷っているんだったら退職しましょう」
と言われ、「はい」と返事をしたら
後戻りできなくなり、退職する運びとなった。

退職日に保育園を管轄している課に挨拶に行った。

課長は女性の方だった。

当時、市役所で課長を務める女性は珍しかった。
相当仕事ができる方だったのだと思う。

緊張しながら課長に
「すごく迷ったんですけど、自分の子育てを
したいので退職をすることにしました。
お世話になりました」と伝えた。

すると意外な言葉が返ってきた。

「わたしね、3人子どもがいてね。
でも、仕事が忙しくて、わたしの母に
子どもたちを育ててもらったの。
でもね、今思い返せば、自分で育てたかったなって
思うのよ。なんで仕事してたのかなって。
子育てしてこなかったことを後悔してるの。
子育てしてないけど
今度は子育てしてもらった親の面倒を
みなきゃいけないのよね。
だから、うらやましいわ。がんばって」

すんごくいいお給料もらっている公務員の課長が
まさか子育てをしたかったと語ってくれるなんて。

課長もひとりの女性だったんだと。

正直びっくりしたのと
ほんとうに自分の決断でよかったのか
迷いがあったので、
応援してもらったことに感謝が湧いた。

子育てを終わった女性たちの詩を読んだことがある。
そこには

我が子が小さいとき、道草すればよかったと
書いてあった。

たんぽぽを見つけた時、一緒に吹いてあげればよかった。
我が子が飛行機を見つけた時、一緒に指をさして
「ひこうきだね」と同じ景色を見ればよかった。

もっと育児を楽しめばよかった。

わたしが最後に話した課長も同じことを
言いたかったんだと思う。

もっと育児を楽しめばよかった。

だからかなあ。
わたしは子どもと一緒に成長したかったし、
子どもと同じ景色を見たかった。

わたしは育児がやりたいことだった。

でもね、育児がやりたいことって言うとね、
周りから心配されるの。

子どもが自立したら抜け殻になるんじゃないって。

いや、そうじゃない。

育児に後悔を残すことの方がわたしは嫌だ。

自分が思い残すことなく育児やれたら
育児が終わった後にはじまる人生だって
楽しいに決まっている。

そこにはやり残しがないから。

育児をしているママはほんとは知っているんだ。

自分がどんな育児がしたいのかを。

子どもの育ちも大事だけど
大事なのって子育てしている自分の気持ち。

あなたは自分がどんな育児がしたいのか、
自分の声に耳を傾けられていますか?

耳を澄ましてみて。
我が子の声を聞くように、自分の声こそ、
丁寧に聞いてあげてほしい。

さあ、今日も後悔しない選択をしていこう!


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