2019年10月 アズハル

友人たちが北東部で何が起きているのか、尋ねてくる。

北東部は、もともとアル・ジャジーラと呼ばれていた。川に囲まれていることからも分かるように、島という意味だ。ロジャバと呼ぶのは、西クルディスタンという意味で、ナショナリストのクルド人が呼ぶ新しい言葉だ。

この地域は、アラブ人、アッシリア人、シリア正教の人々(Syriac)、アルメニア人、そしてクルド人。クルド人だけじゃない、でも、大多数は60年代以降シリア政府によって、クルド語での学びを奪られ、制度的に差別されてきたクルド人だ。

PYD/YPGはテロ集団であるPKKから派生した、強硬な左翼集団。80年代に、トルコに圧力をかけるため構成された。彼らの戦争犯罪は、記録されている。

オバマは、トルコの反対があったのにも関わらず、このグループを支援した。トルコはNATOのメンバーであったのにも関わらず、彼は「イスラム国」の排除を優先したんだ。彼は条件付きでPYD/YPGを支援すべきだった、でもしなかった。

(※彼は、シリア危機がはじめて早々に、アメリカは反体制派を支持したほうが良かったといった。そうすれば、「イスラム国」やほかの過激派がくることはなかったのに、と。)

トルコが支援していた反体制派は、もう反体制派ではない。彼らはトルコの雇い兵として利用され、戦争犯罪を行い、過激化した。市民からも支持は得ていない。

トルコの目標は、地域を解放することではなく、シリア難民を帰還させることだ。多くのシリア人は北東部ではない地域からきた。もし彼らをそこに帰還させれば、それは彼らの人生を罰するようなものだ。

トルコは人口動態を変え、非人道的にシリア難民を帰還させたい。

いずれにせよ、平和的合意が唯一の手段だ。虐殺と民族浄化を止めなくては!

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