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自分が知らないところで差別されてでも応援されて結果嬉しかった話

息子たちは重度知的障害がある


長男が保育園在園最後の年にくじで
保護者会会長を引いて1年
それなりに楽しく盛り上げて終えた


そんなある日の職員室

《総会、無事に終わりましたか?》


先生方は顔を見合わせて何か言いたげ



《何か問題でも?》


先生方話しにくそう



何かわからないけど
とりあえずお礼しとこう


《先生方と保護者のみなさんのおかげで
1年楽しかったです。いい経験をさせていただきありがとうございました》



そう言った途端空気が変わった



《そうよねー!そういう人よね!》


なに!?なに!?



どうやら、総会で次期会長さんが
保育園側と在園保護者に



子どもに障害がある人を会長にするなんて
おかしい!間違ってる!
ちゃんと会長職ができたわけない!





そんな目で見ていたのね😞
表面では全くわからなかった


はじめてのカウンターパンチだった


私の落ち込みように先生方が重い口を開けた


あなたのために保護者の方々が戦ったと



毎朝慌ただしく預けて行く中で
同じ時間にすれ違うママたちと
顔見知りになり挨拶を交わすようになった


私は息子と周りとの違いに打ちのめされつつ
彼女たちの明るさや逞しさに励まされていた



そんな彼女たちが私のために


彼女は会長をできるから引き受けただけ!
保育園の子どもたちのために頑張っただけ!
彼女は子どもを保育園に預けてるだけ!



毎朝慌ただしくすれ違う彼女達が応援してくれていたようで嬉しかった



自分が知らないところで
差別されて
でも応援されて
結果嬉しかった話

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