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【Story of Life 私の人生】 第13話:転校生の苦悩

こんにちは、木原啓子です。
Story of Life 私の人生 
前回は、 第12話:お引越し をお送りしました。
今日は、転校した頃のお話をしようと思います。

ゴールデンウイークの間、荷解き作業がバンバン進んでいきました。
5月5日の子供の日には、段ボールは部屋から全てなくなり、何とか普通に暮らせる部屋らしくなっていました。
例年だと、行田の田植えに行く時期なのですが、この年は行かずに段ボールと格闘していた記憶があります。
また当時は、振替休日制度がまだ無かったので、飛び石連休でしたが、家の片付けを優先し、新しい学校には、5月6日から行くことになりました。

転校先の学校

小学校は、先生の家から徒歩5分程度のところにありましたので、十条と比べると、通学が楽になることが嬉しかった♪
転校初日は「オレンジ」のランドセルを背負って、母と一緒に学校へ行きました。
まず職員室に行き、母が書類の手続き。
それが終わったら、担任の先生が来てご挨拶をし、新しい教科書一式を貰いました。
母はそこでバイバイ。学校指定の上履きや体操着などを買いに行ってくれました。

私は担任の先生に連れられて、1年3組の教室に行きました。
教室に入ると、40人位のクラスメイトが座っていました。
ただでさえ緊張しているのに「あいつ、誰?」という声があちらこちらから聞こえてきて、ザワザワしだし、皆の視線がこちらにじーっと向いて、本当に怖かった!
先生が「こちらは転校生のケイコちゃんです。今日からみんなと一緒に1年3組のメンバーになりました。仲良くしてくださいね。じゃあ、ケイコちゃん、自己紹介してくださいね」と話し、私に自己紹介するよう促してきました。オレンジのランドセルを背負ったまま、教壇の前に立たされ…
決して好意的ではない視線をいっぱい浴びて、足はガクガク震える…
そんな状態で「北区の十条から、練馬に引越してきたケイコです。今日からよろしくお願いします」と震えた声で言ったことを覚えています。
その時、男の子達から「ブタが来た!」「変なランドセル背負ってる、バカじゃない!」などの罵声(に聞こえた)が飛び交い、女の子達からも指を刺されて笑われてしまい…もう、どうして良いのか分からず…
先生が「静かにしなさい!」と言ったので、皆とりあえず黙りましたが、その時点でもう学校が嫌になり、家に帰りたくなりました。
「何という所に来てしまったんだろう。十条に帰りたい」という後悔の感情しか、出てこなかった。

先生から空いている席に座るように言われ、その席に歩いって座った途端、両隣と後ろの子から、頭を引っ叩かれ、足で蹴っ飛ばされました。
授業が始まっても、こんな状態が延々と続きます。
先生がいくら注意しても、授業中ずっとエスカレートしていくばかり。
親から叩かれることには慣れているし、仲良しの幼なじみと喧嘩してお互いに叩いたりすることはあったけど、全く見も知らない子供たちから、いきなり引っ叩かれたり、蹴っ飛ばされたことは今まで無かった私。
理由もなく暴力を振るわれたことに納得いかず、悔しくて涙が溢れてきて、シクシク泣いていると、「こいつ泣いてる、泣き虫!ばっかじゃない、あはは!」とクラス中から大爆笑されてしまう。
また、授業中に鉛筆やノートを取り上げられて、鉛筆を折られたり、ノートをビリビリに破かれたりもしました。
休み時間になると、男の子達に「こんな変なの持っていやがって」と、オレンジのランドセルを取り上げられ、床に投げつけられたり、踏まれたり、傷をつけられたり。
そのうち、女の子達も加わって、からかわれる始末。

後になってから分かったのですが、この小学校には、近くにある2つの幼稚園に通っていた子供が通っていましたので、それぞれの幼稚園でグループができており、それはそれで「対立関係」の状態だったのです。
そこに「どちらにも属さない」私が来たことで、2グループ共通の「いじめ」の対象が出来たという訳です。
私をいじめる時だけは、2グループが「協力」し合っていたことになります(笑)高学年になってから転校していれば、流石にここまでされることは無かったと思いますが、幼稚園を卒園したばかりの幼児です。
やっぱり幼稚園単位の仲間意識がとても強く、他を受け入れられなかったのかな?と思います。
今になれば、「子供って残酷だなぁ」と思えるのですが、その時の当事者としてはただただ悲しかった。

初日から耐えがたい思いをした私。
この「学校でのいじめ」は、この後も小学校卒業までずっと続くことになります。
学校に行きたくないと言っても、親から許してもらえない。
何をしても、いじめられたり、馬鹿にされるばかりの日々。
今の私なら、言い返したり、蹴っ飛ばし返したり出来ると思うけど(笑)
当時は「自分が我慢すれば良いんだ」と、心に蓋をしてしまったのでした。

〜続く。

今日はここまでです。
次回は、第14話:我が家の新生活 に続きます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう♪

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