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オンラインセミナーを運営して、またzoomが好きになった

先日、ニューフォーマット研究所のオンラインセミナー(有料)の運営をさせていただきました。2か月に一回、会場を借りて実施している100名前後の規模のセミナーだったのですが、このような状況なのでオンラインで実施しようと決定したのが4月下旬のこと。

そこからトントン拍子に事が進み、最終的に80名近くの方にご参加いただきました。得られたノウハウ等をメモしておこうと思います。

■告知と集客

・メールで会員企業に周知するのと同時に、自社ウェブメディアに告知ページを作成。
・同時にオンラインメディアのSNSでも告知。LINEビジネスIDで配信した広告経由の申し込みがそこそこありました。
・自社ウェブメディアのセミナー告知ページに、申し込みフォームを作成。フォームはトヨクモのフォームクリエイターで生成したもの(6月末でサービス終了とのことで、フォームブリッジへの移行が当面の課題です…)。入力されたデータはkintoneに蓄積されます。セミナー受付担当にメールで申し込み情報も送信されるようになっています。
・法人相手&クライアントの方針でお金周りは人力で請求書発行&入金確認ですが、ここもクレジットカード決済などでシステム化するとより便利そう。

■配信環境

・zoomのウェビナープランを契約。今回はぎりぎり100名で収まった感じでした。(次回以降は増員したプランの契約が必要そうです)
・zoomで収録した映像を、YoutubeLiveでも配信。zoomクライアントのインストールができない環境の受講者がいたときに、誘導するためのプランBとして用意しました。(ありがたいことにインストールで躓いた方はいなかったようです)
・パネリストの方はご自宅から登壇されてもよかったのですが、オフィスから配信することになりました。
・カメラは私物のSONYハンディカムです。三脚も私物です。

簡単な構成図はこのようになります。

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ポイントはビデオカメラでパネリストの表情を撮影している部分。講演の際、パネリストは持参したPCにパワーポイント等を表示させた上で画面を共有します。すると…。


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参加者の手元のPCではこんな感じに表示されます。それらしいですね。

一番怖いのが回線状態です。お世辞にも太い回線のオフィスではなかったので、途中で切れる状況を夢に見て夜中起きるぐらい心配でした。(一度オンライン会議で回線のせいで落ちまくって泣いた経験が)

バックアップ策として、モバイルルータを用意しました。おかげさまでウェビナー自体は無事配信できましたが、このあたりどう安定化していくかは課題だなと思います。(ちなみに配信中にスピードテストをしたら1.9Mbpsだったのですがこれってどうなんでしょう?)

■運営関連

今回zoomの企業向けウェビナーに磨き上げられた機能の便利さを思い知りました。

・参加者登録が簡単!変更も柔軟に
参加者の登録はメールアドレスと氏名を記入したcsvファイルをインポートするだけ。登録された方に対し、自動で招待URLが記載されたメールが送信されます。参加者を追加するときも、同じcsvファイルに追記して、再度アップロードすれば、新規追加者にのみ招待メールが送られる仕組み。「一度申込したんだけど、他の人に振り替えたい」という要望に即対応できてとても便利です。

なお、ちょっとcsvにクセがある点には注意が必要そうです。何度登録してもうまくいかなかったのを、UTF-8 csvにしたところ、無事登録できました。また、なぜか一行目が登録されないという仕様になっています。そこで一行目にはダミーデータを入れて対応することにしました。

・参加者へのメール送信機能が便利!
システムから送信されるウェビナーの招待メールとリマインドメール、終了後のメールには、ホストが自由にメッセ―ジを書き込める欄があります。招待メールとリマインドメールに、講義資料ダウンロードへのリンクを張り込み、終了後に送付されるメールにはアンケートへのリンクとアーカイブ動画への張り込みました。これでだいぶ仕事が楽になりました…。

・アーカイブの配信も便利!
セミナー終了後は、一定期間アーカイブ動画を配信することになっていたのですが、そちらもzoomにもともとついている「オンデマンドビデオ設定」をONにすることで非常に簡単に、ある程度の認証をした方に対してアーカイブを閲覧できる環境をご提供することができました。

・参加者ログもえげつない
ウェビナーの参加者ログもなかなか良い感じです。誰がいつ何分視聴したのかがばっちりわかりますね。企業の教育用途にぴったりでは。

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また君がすきになった

もともとzoomが好きで↓こんな記事まで書いていた私ですが、今回ウェビナーを実施してみて、その至れりつくせりさに、よりzoom好きが高まってしまった感があります。

zoomはすごくクセがあるのだけど、かゆいところに手が届くのが素敵ですし、日々セキュリティ面でバージョンアップを続けているのも感じられます。

ときどきバージョンアップが過ぎて、「このボタンどこいったっけ?」「実践セッションだか練習セッションだかわからん。用語を統一してくれ」「日本語が変!」というところもありますが、なんというかそういうところも含めて、愛すべきプロダクトだなと思いました。

弊社でzoomのヘビーユーズがはじまった2019年には、まさかここまでzoomの知名度が一般的なものになるとは想定していませんでした。ニッチなツールを使い倒してニヤニヤしていたわけですが、もはや猫も杓子もzoomという時代。

一方大手プラットフォーマーがこぞってオンライン会議システム戦争に参加し、zoomに喧嘩を仕掛けている状況をなんだかなぁ…と思いつつ眺めているような状況です。zoomさんには他社の攻勢に負けず、そのオリジナリティーとサービス精神を磨き続けてほしいと、なかばお布施のような気持で今月も粛々と課金し続ける弊社こと株式会社プレーンテキストなのでした…。

最後になりましたが、このような仕事の機会をくださった株式会社ニュー・フォーマット研究所ならびに講演者の皆さまには心からお礼申し上げます。

(了)

~ということで、オンライン取材・オンラインセミナーのご相談、お待ちしております~

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