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陽遁・隠遁 ④

前回の記事で、様々な事象が好転し始め、鬱が晴れていったのが、気学的に「隠遁」→「陽遁」の変化があった時期ではなく、(春の)「節分」(2/3)~「彼岸入」(3/17) の時期であった旨を書いた。
実は、この時期に2つの気学的なアクションを取っていたのである。後に気学を学んでまざまざと思い出したのはその事なのであった。

1つは 2022/2/23(日) に、妻が企画した「東国三社巡り」の日帰りバスツアーへの参加でした。東国三社というのは、「鹿島神宮さま・息栖(いきす)神社さま、香取神宮さま」の事である。江戸時代には「お伊勢参りをしたのなら、東国三社参りをしなければ、片参りとなってしまう」とまで言われたところらしい。コロナで世の中がざわつき始め外出自粛が始まりつつあり、このツアーも”いつもより道が空いている”状況でスムーズに日帰りした事をよく覚えている。参加した次の週以降には、この定期ツアーも運行停止になったようで、ホントにギリギリのタイミングでこれの何かの縁であったと思われる。
方位的には東は微妙ながら、出掛けに家族でおまじないをして出掛け、東国三社のご縁をいただいてきたのだった。

そして2つめ。これが気学的には決定的で、これも妻の企画で、2020/3/7(土) に、俗にいう「祐気取り」のために熱田神宮に行った。この日は、年盤・月盤・日盤の吉方位が揃う日で、まさに妻にとっての最大吉方位(厳密には方位線の丁度上ぐらい)だったのである。妻が境内で水を汲んでいるのを見て、気学の知識のなかった当時の私はその意味をあまり深く考えなかったが、私の様子を見た妻が”とにかくいろいろ行動をする”事で、結果として彼女の祐気取りの力が弱っていた私を救ってくれたのかなぁと思いかえす。

この一連の記事で書いているのは、初回①で述べた通り、「何だって 2021年の1月~3月にかけて日盤ベースで毎日近所の吉方位に行く、なんて事をしていたのか」についての説明であったが、大元になったその約1年前の自身の”双極症”診断時の状況について触れ、そしてその後2020年末に気学を学んだ事で、「振り返ってみると、過去の自身で認知できていなかった頃も含めて”双極症”の鬱エピソード抜け出す過程で気学の力が少なからず影響したように思える」と腹落ちし、セルフコントロールの一環で気学を取り入れてみたという経緯だった、というわけ。

双極症は、つまるところ「躁状態に上げ過ぎず、鬱状態に下げ過ぎない」言わば (陽側にも陰側にも)”心を沸き立たせない”ために工夫が欠かせないと言う考えに自分の中では至った。そこで、日常に「自意識からちょっと離れるルーティン」=例えば毎日30分程度一心不乱に自転車で吉方位に走る、及び「自意識を冷静に見つめるルーティン」=例えば毎日お抹茶を立てる、等を必要最低限のおまじない的な投薬とともに、いろいろ実践してみている、という事なのである。

①初回稿を2022/01/04 に書き始めて、自身の双極症について触れた ②回目稿 は、すぐに 2022/01/06 に書いたにも関わらず、 後半の 前回の3回目稿~ 今回④の記事を書くまで9ヶ月以上の間が開き(笑)、執筆完了までエラく間が空いてしまった。ともあれ、ひとまず自分自身に向けた「まとめ」として、一連の記事を脱稿させていただいた。

ここまで読んでくれた酔狂な方、双極症、気学、その他、に対し何かヒントになったリキッカケになったりすれば幸いである。

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