ぼたもち

ぼたもちが食べたい。おはぎではなく、ぼたもちが。

一般的には同じ食べ物で、季節によって名称が異なるだけのようだが、私は「ぼたもち」が食べたい。

形や素材の違いではなく、ただ「ぼたもち」として売っているものが食べたいのだ。

そう、「ぼたもち」という概念を食べたい。

だって、なんか「ぼたもち」の方が甘くておいしそうなんだもん・・・。

人に寄っては「おはぎ」の方がおいしそうに響くかもしれないが、私には「ぼたもち」の方がおいしそうに響く。

同じものを食べるにしても、名前という概念って結構大切ではなかろうか。

「赤福」が「あんこ餅」という名前で売ってると、特別感が薄れておいしさも半減しそう。

ああ、どこかに「ぼたもち」は売っていないだろうか。

今の時代、季節に関係なく大体「おはぎ」としてしか売られていないんだよね。

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