シニア世代の起業は確実性を重視すべき①
東京しごとセンター(東京都が都民の雇用や就業を支援するために設置した、仕事に関するワンストップサービスセンター)によると、仕事を求める人の年齢によって下記のように3つに区分されています。
ヤングコーナー 29歳以下
ミドルコーナー 30歳〜54歳
シニアコーナー 55歳以上
では、「高齢者」は何歳から?と言うと、多くの国で65歳以上からと定義されています。
2017年1月、日本老年学会・日本老年医学会は「高齢者の定義」について
65歳〜74歳 「准高齢者」
75〜89歳 「高齢者」
90歳以上 「超高齢者」
と区分する提言を出しました。
理由について
「現在の高齢者においては10〜20年前と比較して加齢に伴う身体的機能変化の出現が5〜10年遅延しており、「若返り」現象がみられています。従来、高齢者とされてきた65歳以上の人でも、特に65〜74歳の前期高齢者においては、心身の健康が保たれており、活発は社会活動が可能な人が大多数を占めています。また、各種の意識調査の結果によりますと、社会一般においても65歳以上を高齢者とすることに否定的な意見が強くなっており、内閣府の調査でも70歳以上あるいは75歳以上を高齢者と考える意見が多い結果となっています」
従来の定義による高齢者を、社会の支え手でありモチベーションを持った存在と捉え直すことを提言しています。
上記の通り、健康な時間が長くなり定年退職後も活発に社会活動することを、本人も社会も望み、それが可能な時代になっています。
そこで、ここでは、ざっくりと50代以上の方々をシニア世代と定義して、シニア世代の起業について書いてみたいと思います。
定年を意識して、セカンドキャリアをぼんやり考え始めるのがその年齢と思うからです。
会社を卒業して自分で何かをやってみたいと思う人もいるでしょう。
そういう方に向けて、何かヒントになるようなことをお伝えできれば幸いです。
退職金を注ぎ込んで失敗しては、目も当てられません。
若いうちなら、やり直しもできるし、頑張る気力、体力もあります。けれども、シニア世代でもう一度やり直すのは相当厳しいと言えるでしょう。
私の個人的な意見としては、シニア世代の起業は確実性を重視すべきと、思っています。
サラリーマン時代は、毎月決まった日に給料が支払われます。学校を卒業してからずっと勤め人だとそれがあまりにも当たり前すぎて、会社を辞めてから初めて気がつくということもあります。
次回から、シニア世代の起業について深掘りして書いていこうと思います。
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