未就学児のお片付け
うちの子はお片付けができない?
どうして、幼稚園ではお片付けができるのに、家ではできないの?
なぜでしょうか?
おもちゃの居場所はいつも決まっていますか?
数が多すぎませんか?
収納の扉が開けられないなど、ありませんか?子供だけの力でできるように設定されていますか?
今日は、去年からの新入りおもちゃの片付け対策を練りました。
この動物たち、お外でこの遊具で遊んでいいことになっています。
ポケットに入ってしまうサイズなので、去年は、時々動物たちの迷子、誘拐(お家に間違って?持って帰っちゃう)が、起こりました。しかも13種類もあって、管理が大変。
「〇〇君が、ポケットにいれるの、私見たのよ」とか、「多分、あの子が持って帰っちゃったのよ」とか、、4歳児からは聞きたくない生徒の密告、憶測。
子供が悪いのではない、与えられた環境がわるい
すべて、先生であり大人である私の責任です。叱るのが悪いのではありません。叱らなければ困るような環境が、悪いのです。
あと片付けがしやすいように、工夫しました。
本来なら、13個から6個ぐらいに減らして、そのあと少しづつ片付けられるようになったら、出すおもちゃの数を増やしていくのが私のスタイルですが、このおもちゃは別の先生からの贈り物。その先生は、全部使ってほしい。
片付けやすい環境を整える
とにかく、「環境を整える」が基本です。最初は、コットンの布袋に入っていたこのおもちゃですが、子供たちには出し入れがしにくく、中身がわかりにくかったので、ワインが入っていた木の箱に、収納することにしました。
動物が1日の最後に、箱に戻っていくまで、蓋の上で場所指定しました。
数字がまだ読めない年齢なので、あえてサイコロのような点(・)で、数を表現。5頭づつ色分けをして、あとで算数の足し算に発展していけるようにしました。
パズル、色でソーティング、数の認識、足し算
ただの、動物のフィギュアですが、少し工夫すれば、遊びの種類(学習の機会)は無限大です。
お片付けの時間には、動物が全部戻ってくるまでこの状態で待機。
全部揃ったところで、「また明日、一緒にここで遊ぼうね」と言って蓋を閉めます。
新学年を始める下準備は、まだまだ続きます。