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巨大嫁入り箪笥を断捨離した話①

結婚し親から嫁入り箪笥をもらいました。当時22歳でした。
あれから約12年後、私は巨大嫁入り箪笥をメルカリで売りました。
箪笥を断捨離できずに悩んでいる方がいらっしゃったら参考にと思い、私の体験談をお話します。

親が私に祝福の証として箪笥を購入

親の知り合いに家具屋さんがいて、結婚式でスピーチもしていただくほどの仲良しさん。その方が娘さんが結婚するならと、嫁入り道具として箪笥を購入する話が進んでいました。
急に、親から色を2色から選んでほしいと言われ、こんなものを嫁入り道具として買うからね。という写真一枚を見せられ、「いいよーいいよー!汗(立派なのいらないよ)」といいましたが買ってあげたい親の気持ちに押された形で私が折れました。

スペースを奪われる巨大なサイズ感

結婚後、旦那さんの実家に箪笥をお引越し。
しかし置く場所が無く仏間に並べて置いていました。(中身は着物のみ)
特に使うこともなく、ただ置いてある状態(正直邪魔だったと思います汗)
そしてマイホームを建てることになり、やっと箪笥を置く場所ができると思いました。
しかし話を進めていくうちに、この箪笥を中心に他の部屋の間取りを考えなくてはうまくいかず苦戦しました。
結果、ウォークインクローゼットを作りたかったけれど諦めて、この巨大な箪笥を入れるだけのただの部屋を設けました。。。泣

引っ越し業者4人の人力で2階へ持ち上げる大変な作業

なんと新築の階段は狭くて箪笥が通らず外から入れることに。
当時まだカーポートの屋根が工事中で無かったためトラックをベランダ側につけることができました。そして下から吊り上げて人力で持ち上げて入れました。
青い紐を巻いた茶色の箪笥を、ムキムキの引っ越し業者さん4人が集まって2階のベランダから掛け声をかけて少しずつ少しずつ紐を引っ張り上げる、とても大掛かりな引っ越しでした。

その間私はえらいモノをもらってしまっな。。。と複雑な気持ちでした。


もし、なかったら、、、を考えるように

そして暮らし始めて2年ほど経ち断捨離を進めていくうちに、もしこの箪笥がなかったら・・・を考え始めるようになりました。しかし、

  • 親からの気持ちがこもっているモノ

  • 大金で購入しただろうと思われる高額なモノ

  • 自分一人では処分できない巨大なモノ

  • きれいなままでまだまだ使用できるモノ

  • 全く使用していないもったいないモノ

断捨離を諦めざるを得ない条件がありました。
あの大掛かりな引っ越しを目の当たりにして、そう簡単には家から出せないな。。。いったん諦め、もったいない箪笥に使わないモノを入れて無理やり使いました。


親に気持ちを伝える

それから毎日毎日2階に上がるたび箪笥を断捨離したいと思うようになっていました。
そしてまずこの素直な気持ちを親に伝えました。
なんだかダメなことをするような、取り返しがつかないような、後ろめたい罪悪感や「怖い」と思う感情が私をずっと取り囲んで行動できずにいたんです。


・・・巨大嫁入り箪笥を断捨離した話②へ続く


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