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魂に響くnote

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私の心に響いたnoteを集めています。
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お前はお前のファンになれ。

新潟で開催されたトークイベントに出た時、参加者の女子高生から「私は不登校で家で本を読んでいることが多いのですが、坂爪さんの話を聞いていたら体を動かしたくてたまらなくなったので走って帰ります!じゃ!」と言われた。大阪で開催されたライブに出た時、参加者の若い男性から「実はライブの途中に帰りました」と後から連絡をもらった。最初はオーディエンスとして演奏を楽しんでいたのだが、だんだんと「なんで俺は客席側にいるんだ」と疑問が湧き出して、ハイリスクノーリターンという曲を聞いた時にいてもた

もう、頑張らなくていい。

バイク事故に遭って左半身がおかしくなり、歩くこともままならなくなってしまった。幸い命に別状はなく、昨日は喫茶店でお茶も飲めた。左半身を引き摺るように歩くために、速度も出ない。だから、健康な人に道を譲る。階段の上り下りが難しいから、よいしょよいしょと言いながら一歩一歩ゆっくりと上る。優しい人が、時折微笑みかけてくれる。体の自由が効かないことは不便だが、不幸ではないと思った。変な言い方だが、怪我人になったことで「もう、頑張らなくていい」と自分に言うことができたような気がした。もう

できない事は、価値になる。

「おまえ秘書なんだから珈琲いれてくれよ」「じゃあ、それができる身体作ってくれよ」「それもそうだな」 今は亡き寝たきりの親友とそんな談笑し、親友の身体としてガレージで大きな分身ロボットを開発しはじめ、寝たきりでも働ける「分身ロボットカフェ」は生まれた。 「あなたは何ができますか?」 我々はいつも問われてきた。 他の人にできることができないとき、 「できることが当たり前だ」「他の人は皆やれている」「君は努力が足りない」「なんでできないんだ」「できなくて可哀そうだ」等