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東京でDAVIDの親友に再会‼⑲
西荻窪から井荻駅に移動して、しばらく
東京に滞在する一番の理由は、DAVIDの
長年の親友Eさんにとても会いたい思いが
強かったから。
Eさんの住む小平市は、西武新宿線沿線が
便利で、電車での移動に井荻駅はとても
都合が良かったのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1707454776879-M3Cf9BMCwZ.jpg)
DAVIDより数歳だけ若いEさんは、日本に
生まれ育ったアメリカ人で、その奥さんも
DAVIDは良く知っている間柄。
二人のおつき合い当時から結婚に至るまで、
ケンカして危うく別れそうになった時には
DAVIDがサポートしたコトもあったらしく、
無事結婚するプロセスまでDAVIDは深く
関わっていた。
もちろんEさんが夫婦になり、2人の子供達が
できた時も、その幼少期から知ってるので、
DAVIDの日本の家族みたいな関係。
アリゾナでその親友Eさんが、ガンになった
知らせを共通の友人からDAVIDは聞いてから
とても心配になり、ずっと気がかりだった
ので、どうしてもこの機会にEさんには
会いたくてたまらなかった。
日本帰省前にメッセンジャーで、少し話を
した時は食事が食べられず、ポッチャリ
体型だったEさんが、スッキリスリムになり
DAVIDはモノ凄く驚いていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1707455057194-9hUih9yJOl.jpg)
笑ってガンの闘病記を話すEさんだったが、
DAVIDは治療の後の状態や家族のコトを
とても氣にかけていた。
昨年夏にEさんにガンが見つかり、手術や
放射線治療をし、食事は胃へ直接栄養を
流し込む状態が今も続いていて、落ちた
体力をリハビリしている状態。
やっと仕事を週1〜2日位、カラダに無理の
ない程度に始めたばかりのEさんと、互いの
待ち合わせに場所に都合がイイ、田無駅で
昼過ぎに待ち合わせをした。
DAVIDの大好きな焼き魚定食を食べてから、
田無駅前でEさんを待ってると、痩せた
Eさんが飛びっきりの笑顔で車で私達を
迎えに来た。
どこかのカフェでお茶というタイプじゃない
と、Eさんのアイディアで近くの小金井公園
まで車移動し、とても広い公園内をノンビリ
ウォーキングしつつ、EさんとDAVIDは積もり
積もった話がいつまでも止まらない。
![](https://assets.st-note.com/img/1707454706275-uwFCmeSNuO.jpg)
病気のコト、家族のコト、お互いの近況や
思いや気持ちを目一杯シェアしても時間が
いくらあっても物足りない様子。
大きな病にもメゲることなく、治療して
何とか回復途中の状態なのに、ひたすら
前向きに明るくジョーク交じりに話す
Eさんの、ガッツある生き様、精神的な
タフさを私はとても強く感じた。
「病は氣から」の言葉通り、まだまだ
妻や2人の子供達を残してどんな病でも
まだ死ねない思いが、ガンという大病に
打ち克ったのだろう。
Eさんの妻や子供達にも是非会いたい
DAVIDは東京に私たちがいる間、また
会えるチャンスを約束し、その公園
近くの花小金井駅まで車で送ってくれた。
![](https://assets.st-note.com/img/1707454898664-HoiFdaOJxU.jpg)
別れ際に「DAVIDのコト、宜しくお願い
しますね!」とEさんに初めて言われ、私は
ビックリした。
DAVIDと結婚後に初めて会った時とは違う
感覚を、11年連れ添った妻の私に感じてる
のかなとふと思った。
DAVIDも「Eがそんなセリフを、佳子に
突然言ったのはビックリ!」とEさんと
別れた後、素直な感想を述べた。
DAVIDの昔の上司のNさんに、船橋で再会
した時も、同じセリフを別れ際に私に
言っていたな…。
夫婦になって12年目のDAVIDと私を、昔から
DAVIDを良く知る人は、何故このセリフを
私にこのタイミングで言うのか?
きっとアメリカと日本で、そうそう頻繁に
会えない距離に暮らす方達は、大好きな
DAVIDを大切に思うからこそ、一緒にいる
私に「宜しくお願いしますね!」と私達の
未来、これからもDAVIDのコトをちゃんと
お願いしたのだろうと推察する。
![](https://assets.st-note.com/img/1707455009605-uhdBZsIrrz.jpg)
夫婦ってパートナーシップ、これからも
山あり谷ありだけど、DAVIDを大事に思う
人達からこう真摯に頼まれると、キュッと
身が引き締まる。
夫婦として、DAVIDと私の築いた11年の関係
を認めてくれ、私をとても信頼してくれてた
みたいで、凄くありがたい気持ちになった。
Eさんはきっと死を意識させられる大病を
患い克服して、きっと家族や友達など身近な
大切な人を以前より、もっともっと大事に
愛おしく感じているのだろう。
大病は一見すると、深刻な問題に見えるが、
家族の絆をより深めたり、大切な人達との
関わりを改めて認識させてくれる、大事な
きっかけを与えてくれる。
健康も今ある命も、DAVIDとの夫婦関係も
「当たり前」なんかじゃない。
死や別れが必ず起こる、限りある人生だから
こそ、深い繋がりや貴重な関係、愛おしい人
との時間を、もっともっと大事にしたくなり、
改めて感謝の念を感じさせてくれる。
![](https://assets.st-note.com/img/1707454871557-2yvU1bHSOl.jpg)
大病で心配してたEさんの笑顔や、元気な様子、
笑いを誘う会話のユーモアのセンスは健在で、
私もDAVIDもこちらが生きるパワーを逆に
お裾分けしてもらった。
東京で会える、懐かしい人達との時間は、
まだまだこれから…。
⑳につづく…
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