九州・初上陸
先週、仕事で大分県に行ってきたー!
九州は初上陸。
仕事がどんなに忙しくても、一日は温泉浸かってぼぉーとしたいので、由布院行きも予定に入れ、2ヶ月前からわくわくしていた。
ところが、GWに急な仕事が入り、朝から晩まで汗をかきかき頑張った結果、風邪を引いてしまった…
「大分行きまでになんとか治す!」
気合を入れて2日間寝込み、鼻水ダラダラの状態で飛行機に乗った。
大分空港からバスに1時間乗り、別府市へ。
到着した日と翌日午前中は別府でお仕事。お天気も良く、ホテルから海が見えた。
別府の観光もせずお仕事を頑張り、午後はお楽しみの由布院へ。
移動は観光列車【ゆふいんの森】号に乗る。
こういう列車に乗るのも初めてなので、ウキウキ。別府駅には観光客が列を作っていた(韓国の方が多かった)。
座席はなんと1番前!
座席が高く、運転席を見下ろす感じだ。
別府から由布院まで約1時間。単線で森の中を通っていく。「トンネルを抜けるとそこは森だった…」小説に出てくるような風景を見ながらゆっくりと走る。
2号車にお弁当や飲み物の販売所があり、コーヒーを購入したが、座席に戻るまでけっこう揺れるので歩くのが難しかった。
山と緑の景色を眺めていると、あっという間に由布院に到着。
タクシーで温泉旅館に向かった。
チェックイン時に、
「女性用露天風呂の正面が由布岳です。」
と聞いたので、部屋に荷物を置いて直ぐに露天風呂へ。
広〜い露天風呂には誰も居らず、貸切状態。目の前には、ど〜んと由布岳。
「あぁ〜、幸せ〜♨️」
思わず声に出てしまった。
(温泉内での撮影は禁止なので、写真がありません)
GW中、頑張って働いてくれたこの体にお礼を言いながらゆっくりと温泉に浸かった。
夕ご飯は大分牛のしゃぶしゃぶ
お腹がはち切れんばかりに食べた。
これで風邪が治らないわけが無い!と言い聞かせて、しっかりと寝た。
子守唄はカエルの大合唱だったけど、我が家もすごいので気にならず、直ぐに眠りに入った…
翌朝は雨だったので、室内温泉に浸かり(カエルが更衣室に入り込んで出られなくなっていた)、朝ごはんもしっかり食べて、観光もせずロビーで霧の由布岳をぼぉ〜と眺めていた。
たまにぼぉ〜とするのも良いな、こういう時間が20年くらい無かったな、と気が付いた。ずっと走り続けてきて、家事や介護に追われて、隙間時間があれば好きなことをやって、体力が落ちないようにと運動したりウォーキングしたり、怠けちゃいけないと常に動いていた。いつの間にか風邪が治りにくい年齢に到達していたことにも気が付かなかった。
「無理しないでゆっくり進もうよ」
体の中から声が聞こえてくるような気がした。
大雨で観光は出来なかったけど、ぼぉ〜としたお陰で、自分の体と向き合う時間がとれた。
ありがとう、由布岳!
【由布岳と九州の空に守られて 心も裸になれた休日】