あざみ
『秋の野に一人立ちて先思う 風の吹くまま あざみのように』
雨も上がり、昇っていく太陽に、公園の木々が静かに喜んでいるようだ。
落ち葉の中に一つ、ぽつんと立つピンクの花が見えた。
強い秋風にも、冷たい雨にも耐えて、咲いている、あざみ。
昨夜の露と朝日を浴びて、小さいけどきらきら輝いている。
ここ数日、見えない先を考えて、不安と苛立ちでお腹を壊していた私。
このあざみのように、今は耐えて、後は風に任せようと思った。
自然はたくさんのことを学ばせてくれる。
今日も皆さんが心穏やかに過ごせますよう。