冬のコート
『寒風に負けないコートを身につけて 芽吹きの夢を食べて膨らむ』
朝起きると、隣の畑が真っ白に…
そういう日が続いている。
「真っ白」は、雪だったり、霜だったり。
とにかく、寒いということは見るだけで伝わってくる。
この畑の向こうにはいつも山が見えている。
このところ、すっかり雲に覆われて見えない日が多くなった。
雪が降っているのだろう。
先日、あわてて車のタイヤを冬用に変えた。
私と同じ考えの人は多くいて、
自動車整備士さんも大忙しだった。
（自動車屋さん、ありがとう）
12月に入って、急に寒くなったから、
秋のコートをクリーニングに出し、
冬のコートを引っ張り出す。
「去年は何を着ていたんだっけ？」
なんて考えながら、20年も同じコートを着ている。
そろそろ新しいコートを買おうかな？とも考えるけど、結局、同じもので一冬過ごすことになる。
庭の草木も冬のコートを身につけていた。
ふわふわの羽毛のコートを身につけたコブシの芽は、とても暖かそう。
冬は日照時間も少なくて、
乾燥した寒風の中、木の中に蓄えられた栄養分をエネルギーにして生きているのだろう。
強いなぁ。
このコブシの芽を見ていて、私もふわふわの軽いコートが欲しくなった。
少し明るめのコートにしよう！
午後はデパートに出かけてみよう！
父を連れ出して、買ってもらおうかな？
なんてずるい考えをしながら、寒さの中でも楽しみを作る。
皆さんはもう、冬のコート、買いましたか？