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ジェンダーの平等性を脅かす日本の煩わしきバレンタイン文化に意義を見出すには

こんにちは。

先日のNIKKEIビジネスさんのインタビュー対談、

おかげさまで周囲の皆さまからは好評のお言葉をいただきました。

とても嬉しいです。

ありがとうございました ^^



さて、本日2月14日は、

世にも異質で時代錯誤な日本人文化の象徴、バレンタイン。


男性の皆さんは、お仕事しながらソワソワしていたりするのでしょうか?

ひょっとして女性の方も、

ソワソワしている方がいらっしゃるかもしれませんね。


私はといえば、

もはや100%義務の、厄介な行事としか捉えていない、

乾いた35歳です。



前日に母からこんな連絡が来ました。

「母さんは、父さんに少し高価なチョコを用意したよ。

景子は本命チョコを渡す相手はいるの?ちゃんと用意したかな?」


なんとも浮かれきった文面に、返す気力もなかったのですが、

しばらくすると、返事を催促するスタンプが連射され、

珍しくイラっとした私は衝動的な行動をとってしまいました。


「バレンタインはジェンダーの平等性が問われている昨今において日本の後進国ぶりを象徴する悪しき文化だと私は思ってます。

チョコを買うなら、そのお金がアフリカや途上国の支援につながる形を選びたい。」

と勢いに任せて返信を送ってしまったのです。


でも、これが世の中に対して私の言いたかった本心なのだと、

少しスッキリした瞬間でした。


母からは、返事はありませんでした。笑



今年は「サポチョコ」という言葉が巷にもよく聞かれるようになり、

日本人もSDGsの意識が少しずつ高まっていることを感じます。

百貨店のバレンタインコーナーには、

支援につながるチョコレートを特設しているところまで出てきています。


私もさっそく行ってきました。


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いろんな種類のタブレットがあって目移りしてしまいます。

ほとんどが1000円以上します。他のチョコレート店より割高。

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キャプチャ

こちらのスコットランドの夫婦が営むチョコレートファクトリーは、

カカオ農家を訪問し、生物多様性を守り、

適切な報酬を農家に支払いカカオを取引してチョコレートを作っています。




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こちらのオリジナルビーンズさんは、

1枚のチョコレートが売れる毎に、1本のカカオまたは、

カカオに必要不可欠なシェードツリーを植えます。



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その他、私が買ったのは、

コンゴさん、タンザニア産、マダガスカル産、コスタリカ産などなど、

自分の好きな支援事業や現地運営をしているお店のチョコを選べました。



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全部で7,344円!

高いか安いかは、本人の価値観ですね。


お財布と、自分の気持ちと、しっかり向き合って、

自分なりにバランスのとれる範囲でよいのです。



追記:実は以前から気になっていた支援型チョコは

1月の時点ですでに予約売り切れで変えなかったので、

フェアトレードなどを探した結果この場所にたどり着きました。

探さないと無い、まだこれが現実です。



そして、バレンタインは悪しき文化と思っている私も、

憧れの人からチョコをもらい、

素直に心が躍ってしまいました。


母や、憧れのその人のように、

周囲へ愛や感謝を伝える大切な習慣であることも認めながら、

またジェンダーを軽視しているように見える文化への憤りも

確かに受け止めながら、今日という一日をかみしめています。


どうぞ皆さんも、素敵な2月14日をお過ごしください。


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