スクリーンショット_2020-01-20_17

気候変動と向き合う企業の皆さまへ

歴史を築いてきた先人たちは、大海原に飛び出す勇気をもっていました。

革命を起こす決意をもち、発明する喜びを知っていました。


今回、MSAD原口さんとの対話の機会をいただき、


以前、目にした「保険は人類の歴史とともに発展してきた」という言葉を

思い出しました。


何世紀も昔から、保険というシステムが確立されていたからこそ、

大きなリスクを前に、

人類は未知の世界に挑戦する勇気、決意、喜びを持てたのかもしれません。


21世紀における「勇気、決意、喜び」とは?

21世紀は気候変動が人類の新たな時代の常識となり、

未知なる進化が求められる最たるテーマだと私は思います。


パリ協定が示すように、すでに温暖化の影響により、

自然災害は私たちの予測を超えたものになりつつあり、

適応できないロス&ダメージを考慮する必要性さえある時代

突入しています。


災害による経済損失が予測できない時代に突入したいまこそ、

これまでにない保険の在り方が求められています。

現代の保険は、異常気象がニューノーマルになりつつある時代を乗り越える

企業の勇気の源です。

豪雨や洪水などによる物理的損失、輸送機能の停止、

水不足や干ばつなどによる生産性低下など派生的影響、

独立電源や蓄電設備など災害時の備え、

サプライチェーンのリスク管理など。


温暖化により直面し始めている地球のターニングポイントを

正しくリスク管理し、契機として捉えることができるかが

企業の明暗を決めるといっても言い過ぎでないかもしれません。


そして現代もまた、

未知の世界に飛び込む勇気、決意、新たな時代に挑戦する喜びを

持てる社会であってほしい。そう願ってやみません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?