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信州移住話 移住に求めるモノ


求めるものは違っていい

わたしが信州に移住してしあわせを感じるときは、季節の美しい風景を感じることと、そしておいしいものを食べること、これに尽きます。

と書いていて、よく言われている移住先での「田舎の人とのふれあい」とか、私は求めてないのだなと感じました。

人とのふれあいや交流を求めて移住をするには、もともとの性格として、どんどん人の中に入っていくのを臆せず楽しめる気質であり、それでいて人に嫌われない性格の持ち主であることが必要です。それ以外の方はなにか方法を練らないとむずかしいかもしれません。

そうでなければ無理はしなくていいんです。移住先が本当に人口の少ない集落でしたら別ですが、たいていの場合は、絵にかいたようなふれあいがなくても、普通に生きていけますから。

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今日は快晴、あと久しぶりの農産物直売所

未だに県をまたいでの移動は自粛してくださいとのこと。土日はかなりおとなしくしていたので、今日は午前中に近所の池田町へ。
雨上がりの天気は最高で、この季節でいつでも日曜日的に自由に動けるこのような状況は、私には僥倖です。普段でしたら仕事してますもの。

午前中にひとしきり写真を撮ったあと、農産物直売所へ。

信州ではこの時期、山菜が農産物直売所に並びます。自分で山に入り取りに行く方法もありますが、どんな山でも誰かのもの(国とかの場合もある)なので、おいそれと入れません。採取禁止、入山禁止とか最近多いですからね。ということで、新鮮なものを購入して安心していただきます。

店内には観光客はもちろん地元の人も来ていなくて、野菜が売れているのか心配になりました。近くにあるいつもにぎわっている蕎麦屋も自粛で閉まっています。すこし賑わいが戻ってきてほしいものです。

タラノメは先日知り合いからいただいたので、今日は「山菜の女王」と呼ばれる「コシアブラ」を。
葉のやや伸びた250円のパックと短い400円のパックで悩みましたが、芽の出て間もない短いほうがえぐみが少なくおいしいのだそうです。ちなみにパックにみっちりはいって通販で買うとかより何倍もオトクだし新鮮。
ちなみに、今回はこれより短い筆状のものはありませんでした。

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そして、2個80円でセットのグリーンリーフとサニーレタス。小さめなのですが、安すぎました。

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「宇和ゴールド」も購入。和製グレープフルーツとも呼ばれる夏の柑橘。これは愛媛の特産品ですね。信州の大きめの直売所では、柑橘類も充実していることがあります。寒い信州では柑橘類は栽培されませんが、違う地域の農協同士でお互いに旬のものを届けあっているのでしょう。


美味しいものはおいしいうちに


今の時期、アスパラガスもとても美味しいのですが、今日は買わずに店を出ました。安いから、新鮮だからと言ってたくさん買うよりも、少な目に購入しておいしいうち、傷まないうちにいただくのがコツです。新鮮なので保存を間違えなければ実際は長持ちすることが多いです。

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ということで、「コシアブラ」は素揚げ、かなり量が入っていたので残りはサッと湯がいてお浸しです。私は素揚げが味が分かって好きですが、初めてのコシアブラは天ぷらかお浸しが食べやすいと思います。

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サラダはグリーンリーフと新玉ネギ、そしてベーコン、宇和ゴールドでつくったドレッシングと果肉を添えて。信州産の美味しい玉ねぎが出てくるのは、まだちょっと先。

コシアブラはえぐみをほとんど感じず、とてもおいしかった。レタスも柔らかでお皿一杯食べても飽きません。今日の景色を思い出し、「ああ信州に来てよかった」と、おもえる日になりました。

とにかく楽しむ


ここから約半年ほどは、信州はキレイでおいしくて幸せな季節が続きます。
半年が長いと思うかもしれませんが、信州に住むということは冬支度を含めて一年の半分は楽しみを探すのに苦労しますからね。特に5月はさわやかです。外に出るのをためらわなくていい。思いっきり楽しまなくっちゃ。


私は移住に人との触れ合いは求めていないと冒頭で書きましたが、野菜や果物をいただくとき、作ってくださるひとのこと、売ってくださるひとには本当に感謝しかありませんし、できるだけきちんと敬意をはらっていただきます。
野菜が本当においしいことを知ったのは信州に来てからです。これは間違いなく、野菜を届けてくれる信州の農家さんとお店のかたがたのおかげです。みえないけれども、これも「ふれあい」かもしれませんね。

私は信州に移住して、この上なく幸せです。



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