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「映画観賞日記」をつけはじめて気づいたこと

映画を定期的に観るようになって、もうすぐ2年。
感想をnoteに書くようになってからもうすぐ9か月(最初の記事はこちら)。

続けてみて思ったことは、書くことで観た映画が「自分の経験になる」ということ。

観ただけでは、「面白かったなぁ」とか「今回はイマイチ好みじゃなかったなあ」で終わってしまう。
特に、私のように「名画座の会員になって館のセレクトした映画を観る」スタイルの場合、だれかの推しを観賞した、という言ってみれば他人事になりかねない。自分で選んで観るわけじゃないないし、観るのも受動的な行為だから(もちろん、自分では選ばない作品に触れられるメリットもあるけれど)。

それが、「感想を書く」という主体的な行為を経ることで、自分のものになる感触があって、面白い。
作品を楽しめたか否かにかかわらず、「私」というフィルターを通して観て感じて考えたことを言語化するって、自分の思考を構築する作業、それはやはり楽しい、と再確認。

「私のこれまでの経験と記憶と思考」を掘り起こして綴っておけるのも、いい(映画に限らず過去に触れた作品ともつながることがけっこうあるのです)。
また、自分自身の経験にかさなることも、、、たまにある。

映画通ではないけれど、映画は好きでそれなりに観てきたのだなぁ、と改めて気づきました。
これを見た頃は、あんなことがあって、こんな思いで見て、、、とそのときの情景が蘇るのも面白い。

あと、「映画通」ではないがゆえに、気軽に綴れるのが続いている理由かも。

というわけで、今回の2本です。
※実をいうと、今回は2作品を総括するタイトルがどうにも浮かばず、上記のようなものを書いた次第。

2022/08/30 ㈫ 曇りときどき雨
@ギンレイホール
掲載は観賞順

ブルー・バイユー

劇中歌がすばらしい度 ★★★★★

映画のタイトルになっている「ブルー・バイユー」ってなんだろうと観賞後に検索したら、東京のとなりにあるネズミの国のレストランがヒット。

ブルーバイユーとは"青い入り江"のこと。 その名の通り静かな入り江に面した、美しさと優雅さがあふれる19世紀半ばのアメリカ南部が再現されたレストランでは、フレンチスタイルのコース料理をお楽しみいただけます。

東京ディズニーランド ブルーバイユー・レストラン

青い入江はわかったけれど、違う違う、といろいろ探して分かったのは、楽曲のタイトルだということ。

ブルー・バイユー」(Blue Bayou)は、ロイ・オービソン1963年に発表した楽曲。リンダ・ロンシュタットのカバー・バージョンでもよく知られる。

ウィキペディア

あの素敵な劇中歌のタイトルか!
とわかり、オリジナルからカバーまで(ノラ・ジョーンズも歌っています)いろいろ聞きましたよ、動画サイトで(便利な時代ですね)。

作品内での歌われ方も素敵だし(歌い手は女優さん。プロ並みの歌唱力&表現力)、何より哀切な歌詞がしみる。
“故郷”を想う歌で、この作品では「故郷ってなんだろう」と問う装置にもなっています。

生まれた場所、育った場所、国籍の在り処、愛する人のいる場所、いつか帰りたいと思う場所、そして、帰りたくない場所、帰るのが怖い場所。

「ふるさとは遠くにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」
と室生犀星もうたっているけれど、故郷に必ずしも居場所があるわけじゃない。

そこがどこであろうとも、いたい場所にいる権利があることはすばらしい。
そんなことに気づきます。


ブラックボックス

フランス映画もいろいろなのね度 ★★★★★

フランス映画といってまず思い浮かべるのは、「髪結いの亭主」と「ポンヌフの恋人」。20代の頃に映画好きの男の子と映画館で観て、独特の空気にあてられたっけ。その子のオススメで「ベティ・ブルー」もレンタルして観たなぁ。
それから、「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」「昼顔」など、カトリーヌ・ドヌーヴの名作と言われるもの。
「アメリ」「レオン」あたりは(私の中では比較的最近の部類です)メジャーですよね。

私が会員になって通っているギンレイホールでも、フランスの映画は、いろいろ上映されてるけれど、いずれも、オシャレでアートなセンスあふれる感で、「フランスっぽいなぁ」と思いつつ観ました。

が、今回は、観終わってから情報を確認し、
「え、これってフランスの映画だったの?」 
とびっくり。
ハリウッド映画かと。

飛行機つながりのサスペンスで、主人公の正気を疑うくだりは、ジョディ・フォスター主演「フライト・プラン」が思い出されました。

フランス映画、こういうのもあるのね。



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