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出版系フリーランスが仕事先に確認していること

お仕事の依頼、こんなふうに来ますよ、というのをご紹介したのは、こちら。⇩

上記のように、具体的な数字を依頼の段階で提示してくれる出版社ばかりではないのも現実リアル
その場合は、最低限、以下のことを確認します。

・仕事の内容(分量も)
・報酬
・期日

以上のことを、メールなど記録で残る形で確認しておくようにしています。

馴染みの編集者さんとの場合、信頼関係があるゆえに「わかった気になってしまう」こともよくあるので、期日やお金の話は、要所要所で確認するようにしています。

報酬については、もちろん初版時にある程度の金額は確保したいところですが、昨今の原材料費の高騰(紙代が上がったそうです)や、初版部数の低下
など、出版社側の事情も、、、わかります(私も出版社勤務の編集者時代、年々厳しくなる制作費のやりくりに、制作部に何度も通って紙を安価なものを選んだり、コスパのよいページ数にしたり、カラーが多く見えるような工夫を検討したり、なんとか初版部数を増やせるような仕掛けができないか営業部と相談をしたりした経験があるので)。

なので、増刷時の条件などを確認&リクエストしながら、長期的な視野で折り合いをつけるようにしています。

報酬は、印税と原稿料(買い切り)の2パターンがあります。
選べる出版社もありますが、決まっているところが多いでしょうか。
確認して、交渉してみてもよいですね。

印税については、10%というのが1つのスタンダードではありますが、初版から10%を出してくれるところは実用書では少ないかもしれません。

デザインや、イラスト・図版などの製作が必要で、2色刷り、4色刷り(カラー)など印刷代もかかるとなると、活字のみ&モノクロがデフォルトの小説などの場合とは、制作費がまったく違うからです。

印税の計算法も出版社によっても違います。
刷り部数で計算してくれるところが旧来でしたが、実売部数で計算するところも増えてきました。

また、紙に刷られて発行されるものと、
電子書籍でも違います。

その辺は、また次回に。



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