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【1分間養生訓】



「養生訓」が読みたくて本屋さんに行ったところ見つからず…
この本があったので読んでみました。
とても分かりやすくエッセンスがまとまっていたので思いがけずこの本に出会えてよかったなと思います。

『養生訓』は、江戸時代に福岡藩の儒学者であり医者でもある貝原益軒によって書かれた健康で長生きするための生活の心得をまとめた書物です。

この本では冒頭にエッセンスが書いてあり2章からは『養生訓』を抜粋しながら食、運動、内欲。環境、呼吸と気、医療と薬について解説してあります。

エッセンスとしては
・何事も中庸がよく完璧を求めない方がよい
・楽しみは人に生まれつき備わった天性なので人生を楽しまないことは天地の道理に背くことになる
・人生は後半が楽しい
・人生を楽むために養生する

具体的には
・好きなものを少しずつ食べる
・五味をバランスよく食べる
・清いもの、香りのよいもの、固くなく味は薄めで性質の良いものを食べる
・新しいものを食べる
・胃腸に隙間ができるようにほどほどに食べる
・体調を整えるには色の薄いもの(豆腐、大根)を食べる
・食後は200~300歩歩くと良い
・怒って食べない食べた後も怒らない(憂いもよくない)
・酒は人それぞれちょうどよい量がある
・休みすぎず体を良く動かし気をめぐらせる
・養生に大切なことは『少』
・外邪(風・寒・暑・湿)に気を付ける
・風・寒・暑は身体を痛めるのが激しくてはやい 湿は遅くて深い
・あたためすぎない のぼせさせてはいけない
・まわりを清潔に簡素に保つ
・香りは養生になる
・体は父母 先祖からのいただきもの
・呼吸は生きていることそのもの 
・養生できるだけのことをしたら自然にまかせるがよい
・人生後半では自分のこころの楽しみだけに気を遣いほかのことに気を遣わない
・年齢を重ねることで得た豊かな感性があれば楽しみは自分の内にあることがわかる

人生後半では『しずかに・ゆっくり・シンプルに』がキーワードになるそうです

しずかに
ゆっくり
シンプル

アンチエイジングではなくナイスエイジングという言葉もでてきました
この本を読んであらためて素敵な年の重ね方をしていきたいと思いました
 
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