素人が三国志について語ってみる!

僕が三国時代に興味を持ったのは、高校の図書室で、横山光輝先生のマンガの三国志だったと思います

暇さえあれば、図書室で三国志を読みふけってました・・・

それが、終わると、今度は、町の図書館で、『三国志演義』を借りて、
夏休み中、読みふけってました・・・

そして・・・あることに気づきます
それは・・・マンガと、この書籍の内容が若干違う!!ということでした・・・

例えば、マンガでは、曹操と袁紹との決戦、官渡の戦いは、
ごっそり、省かれてます・・・(涙)

なので、どうやって、袁紹がほろんだのか、分からないのです・・・
いつの間にか華北を制圧して、今度は赤壁の戦いに進もうとしてる・・・

これが、演義をよんで、1番、衝撃を受けました!
その他にも、孔明が亡くなって、呉の孫権の後継者争い、
二宮の変も描かれていません・・・

五丈原で、孔明が亡くなった後は、姜維が奮闘する場面が少し描かれて、そのあと、蜀がほろんで、新しい足跡が・・・と、三国時代が終わることを暗示しながら、マンガは終わっていきます・・・

僕は、これって、この演義も実は、事実とは違うんじゃないか?と疑問を持つようになりました
高校生が終わろうとするころです

そして・・・自分なりに調べているうちに、
三国志は、主に二つの書物があることを知ります

一つは、羅漢中(らかんちゅう)が書いた『三国志演義』
この人は、明代の人で、完全に物語で、特徴として、劉備を善、
曹操を悪に描いています

物語の初めの、劉備・関羽、張飛の、『我ら生まれた日は違えども 死す時は同じ日同じ時を願わん』という桃園の誓いは、演義の創作だと思われます

ただ・・・
史実では、二人は劉備の寝所に出入りしていた・・・という記述があるので、血縁以上に特別な関係だった?と思われます

もう一つは『三国志』これは、三国時代が終わった後の晋の時代に、陳寿(ちんじゅ)という人物が描いた書物で、歴史書です
魏を正当な王朝として、各人物の伝記で成り立ってるのが特徴です

それと・・・演義のような演出は無く、~~があった、とか・・・
〇と〇が、どこそこで戦って勝った・・・という、簡潔な事実が書かれているのみです

この、陳寿は、もとは蜀の人物でしたが、魏が蜀を滅ぼすと魏に降伏して、そのまま、晋に仕え、三国志を著しました

なので、自分の王朝を悪く書くことが禁じられていたので、人物にも、え!?という記述が多く記載されています

例えば、陶謙(とうけん)は演義では、かなり、劉備に友好的でいい人物に描かれてますが、この三国志では、反董卓連合にも参加せず、徐州という豊かな土地で、曹操と対立するようになります

他にも、優秀な人物を疎んじたり、自分に仕えなかった人物を幽閉したりとかなり、器の小さな人物に描かれています

このように、演義を読んで、正史を見ると、え!???マジっすか!!!という記述が散見しているので、思い入れのある人物に失望する・・・ということもあると思います

最後に・・・
これは、僕の個人的な意見も入ってるので、相違もあるかと思います
ご容赦願います
続く・・・

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