海外に出てみると ー クリスマス料理vsお節料理

英国でのクリスマスは日本のお正月のように家族が実家に戻り、皆で食べたり、飲んだりを繰り返す日だ。その日の料理といえば、七面鳥やチキンの丸焼きと野菜の「水煮やロースト」。時間をかけてそれぞれ美味しく美しく見せようとするお節料理とは異なり、英国人は肉と野菜を温かいうちに同時に食卓に出すことに命をかけている。

英国で初めてクリスマス料理をいただいた時の印象は、「え?肉とかなり柔らかい野菜の水煮だけ?」でした。なのに、その家のお母さんは朝から大忙し。味付けはグレイビーソースですが、多くの家庭はインスタントのパウダーを溶かすだけ。しかも、このソースを肉と野菜全てにかけて終わり。

味付けについて、ある時文句を言うと、英国人の友人は「お節料理の味付けはほとんどが砂糖と醤油で、しかも冷たいですよね」

つまり、クリスマス料理vsお節料理はグレイビーソースvs砂糖・醤油、あと温度の違いでした。


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