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仏ブルターニュ地方で食事を堪能、スタンディングストーンは紀元前5000年もの~ キャンパーヴァンで欧州一周(フランス編)


Brestはヨットが並ぶ港町。街中はパッとしないがハーバー沿いは綺麗

フランス北西部ブルターニュ地方の海沿いBrestに到着。食べ物が美味しいというガイドを読んだので来てみた。ヨットがずらりと並ぶ港の無料の駐車場に。


Brestのヨットハーバー


ランチは海の幸を楽しみたいので、バスで中心街へ。ところがちょっとつまらない街でした。小綺麗とも言えないし~。イマイチなのでGoogleで調べてレストランが多い港付近まで歩く。途中で服のブランドKOOKAIを見つけたが、お高いブランドなのでセールでも無理。

なんと、途中の丘の上の公園で日本祭り?というか日本のアニメ祭りをやっていた。ほんの100メートルの所に店が並ぶ。フランスと言えば日本好きですからね。こんな街でも人気のようです。


日本祭り


レストラン街にはシーフードのファーストフードからちゃんとしたレストランまでたくさん選択肢あり。私は牡蠣を前菜に、タラを主菜。デザートはパイナップルとアイスで。まああ、さすがフランス!美味い。円で2500円から3000円ぐらいでしょうか、信じられない、美味い。


牡蠣をいただいた後
パイナップルのカルパッチョとアイスと生クリーム


ヴァンに戻るためバスに乗る。バス停で本数が少ないのに気づく。最初に来たバスの運転手が近くまで行くバスはないから、これに乗ればと誘うので乗ったら、たった1つバス停を走っただけで終点。だまされたああ~?結局かなり歩くことに。むかつく。他のバスには追い越されなかったので良しとしよう。


Quimperは小さいながらも可愛い小綺麗な街

翌朝にQuimperへ(カンペール=発音がむずい)へ。狙っていた街中の駐車場がイベントで使えず、川沿いの近くの路上駐車場に停める。日曜日は無料とあるのでラッキー。(フランス語の説明を頑張って読む。街を歩いている間も正しい解釈かどうか心配でしたが。。。とほほほ)


駐車した場所から大聖堂はすぐそこ


大聖堂の周りが旧市街で、車を停めた所からすぐ。小さい街だが小綺麗でまとまっている。観光客がわんさか。古い建物もたくさんあって素晴らしい。鉄道の駅も中心街から近いので、次回は電車で来れるかも。


大聖堂の正面
旧市街
大聖堂内部



潜水艦の博物館が予想外にグー

翌朝、駐車場を出発してまずは西部海岸沿いのLorientという街近くの潜水艦の博物館へ、Le Sous-Marin Flore


潜水艦の博物館Le Sous Marin Flore


広い場所に大きな建物が5つほど建っている。ものすごく大きい建物だらけ。第二次世界大戦の時にドイツ軍が潜水艦を作るために建てたものらしい。

戦後はフランス政府が軍事用に使用。ロシアと米国の冷戦が終了したことに伴い、ここも軍事使用を終了し、民間の小型ヨットや船を作る場所に。


建物がデカイ


博物館はとてもよくできていて、スクリーンをうまく利用して説明するフィルムはさすが。潜水艦の中にも入れて大満足。私は旦那について行くだけで全く期待していなかったが、かなり面白い。



フィルムで説明
潜水艦の内部、ベッドは至る所に
潜水艦の内部、外を見るカメラ


その後、近くでガレット(Gallete=小麦で作るCrepeクレープとは異なり、蕎麦粉で作る食事。クレープは甘いデザート)の卵とハムをいただく。美味しい。


ガレット、表面はカリカリで中はふんわり



スタンディングストーンは真っ直ぐに並び、紀元前5000年のもの

午後はそこからストーンサークルのようなものが並ぶエリアへ。

まずはErdevenという街のスタンディングストーン。大きい岩が立ち並ぶ、豪快。結構広い範囲に並んでいる。紀元前5000年ほどのもの。英国のStonehengeストーンヘンジより古い。


直線上に並ぶ岩
かなり広い範囲に並ぶ
岩が集まって並ぶ


次は近くのDolmen de Mane Groh。葬式用の箇所と墓地が並んでいる。ここも紀元前4700年ほど。



手前が葬式用で向こう側が墓地だったような?
縦横に組まれている


大して旅の計画を立てなくても、車で回っていると、予想以上に面白い場所に巡り会える。こういうところがメリット。

次はめっちゃ広い場所のスタンディングストーン。我々はほんの一部を散策(サッカー場ぐらい??)。Maison Des Megalithes。周辺のスタンディングストーンの入り口のよう。大きな駐車場に車がぎっしり。人気がうかがえる。ミュージアムもある。こちらも紀元前5000年ほど前のもの。

この辺りはCarnac Stonesと呼ばれ、紀元前5000年ほどの数千のスタンディングストーンが並ぶエリア。この類では欧州最大のモニュメント。最長4キロメートルにも及ぶ。


とにかく広い場所に石が並ぶ
岩がデカイ
真っ直ぐだったりもする


前のもここも直線に並ぶものが多い。英国とは異なるのが面白い。翌日もその一部を回る予定。


土砂降りの中スタンディングストーンを意地でも見学

朝から酷い雨。雨は午後遅くまで続く。

翌朝は雨があまりに酷いので、私は車の中から。他の多くの観光客が雨の中歩いているのを見て、負けじと次の場所では私も歩く。


大雨の中、ヴァンからの写真


次の場所Locmariaquerは、ミュージアムもあるちゃんとした観光地。まずフィルムで説明を聞く。なかなか。約4500年前のもの。お墓は偉い人のものだった模様。


お墓の正面
入り口
内部には模様がたくさん
裏側


スタンディングストーン(全体で20メートル、地上からは18.5メートルという高いものだったのが、倒れて4つに破れている。割れ目は綺麗で、最初から4つの岩を切ってから立たせた模様)はデカイ。近くで見て感動。


切れ目が真っ直ぐ
こちらも切れ目が綺麗
倒れた4つの岩


雨は相変わらず降り続ける。スーパーでバゲットを買って、チーズとサラダを挟んでサンドイッチにしてランチに。


Vannesは港町でHonfleurやQuimperに似てる

午後は近くの港町Vannesへ。大聖堂やヨットハーバー、旧市街と可愛い街。ただ、HonfleurQuimperと似た感じ。港街ですからねええ。


古い街並み
ヨットハーバー
旧市街
カラフルな家並
大聖堂


午後遅くに近くのキャンプ場へ。一泊13.5ユーロとお得。シャワーやトイレはないが、汚水やトイレを綺麗にできるし、ゲートがあって安全な場所なのでグー。


Petit Montは興味深い場所、大戦時にはドイツが一部を軍事利用

次はPetit Montという新石器時代のお墓へ。料金制で一人7ユーロ。



盛り土のお墓
お墓の内部のデザイン


第二次世界大戦の時にはドイツに占領されて一部壊されている。今ではそれも展示場。古いものと大戦時の箇所をビデオなどを使ってうまく説明。


裏側の一部はドイツ軍によりコンクリートに


その後走っている途中でboulangerie(パン屋)を見つけ、バゲットのサンドイッチをいただく。これがまたまた美味い。フランスは食べ物が本当に美味しい。幸せ~


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