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【いだろぐ743】「無欲恬淡」期待の錬金術。

がっかりする時は、期待が高すぎることが原因かもしれません。

特に人間関係がうまくいかない時、それは大抵相手に対する期待が高すぎるからだと思います。

例えば夫婦関係で、「これをしてくれるはず」といった期待が大きいほど、相手がそれをやってくれなかった時の失望も大きくなります。
いい意味で期待しすぎないことが重要です。

私たちは常に何かを期待しています。
蛇口をひねれば水が出る、ドアの取っ手を握ればドアが開くなど、細かいことから自分の将来や相手がしてくれることまで、さまざまな不確定な出来事に対して期待を持っています。

しかし、非現実的な期待を抱いた時、幸福感は大きく損なわれ、失望することになります。

「Think Clearly」という本には、
「期待を管理しよう」という章があります。


以下のようなことが書いてありました。


期待にどう対処するのが一番良いのでしょうか。

それは、あなたの考えを整理することです。
「しなければならないこと(必然)」「したいこと(願望)」「できればいいなと思うこと(期待)」という3つの思考を明確に区別することが良いでしょう。

あなたが大きな失望を感じる時、その原因の多くは期待を適切に管理できていないことにあります。

特に、周りの人たちに対する期待がその原因であることが多いです。

周りの人たちがあなたの期待に応えてくれる確率は、天気があなたの期待に応える確率と同じくらいです。

あなたの期待は外に対しては限定された力しか持ちませんが、内側に対しては強い力を持っています。

私たちの期待は、他人に利用されることもあります。
そのため、期待についてもっと自覚的になるべきです。

対処法としては、期待を0から10の間で評価し、自分が評価した点から2点を差し引き、その数値を頭に定着させることが有効です。

これにより、無意識の思考を阻止し、失望を避けるための余地が生まれます。

必然、目標、期待を一緒くたにするのはやめ、これらをはっきりと区別しましょう。
それらを適切に区別できる能力が、良い人生を送るための条件の一つです。


人間関係やキャリアにおいても、期待が高すぎれば失望も大きくなります。

その期待が叶うかどうかは、周りの運や状況にも左右されます。

ですから、「いい意味で期待しない」ということ、自分の期待を数値化して評価することで、期待を管理し、目の前のことに集中することが大切と感じています。

【無欲恬淡】
期待を整理し、目の前のことに淡々粛々と
【一点集中】していきたいと思います。

今日も最高の一日を過ごしましょう。

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