【いだろぐ574】アンティーク時計から見る自己価値。
以前、アパレル業界にいたとき、アンティーク時計にハマっていたことがあります。
ロレックス、オメガ、チュードル、IWCなどを中心に店に仕入れ、販売していました。
特にそこまで高額ではないロレックスのオイスターや、オメガの30mmキャリバーなどを中心に取り扱っていました。
コンパクトなダイヤルとアンティーク特有の雰囲気、そして100年近く前に作られたにも関わらず、今もなお機能しているという点に魅力を感じ、ハマっていました。
市場では、ロレックスのサブマリーナやデイトナ、GMTマスター、そしてオメガのスピードマスターなどがスゴイ価値になっています。
一方で、当時の軍で支給されていたミリタリーウォッチや、ロレックスを模倣したような無名ブランドの時計も多く、一部は価値が認められ、珍重されるようになっているところも面白いところです。
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話を変えて、昨日はIT企業への転職を目指す受講生へアドバイスを行い、その後自分自身もLinkedInを通じて接触を受けた企業の面談を受けました。
転職活動は本当に難易度が高いと、改めて感じました。
他人へのアドバイスは可能ですが、自分自身が面談の場に立つとなると、なかなか難しいものです。
面談という短い時間の中で、初対面の人に自分の強み、光るところ、目指すもの、貢献できる点を相手に視点で有益に伝える必要があります。
企業やエージェントによっては、スキルや学歴、実務経験、プログラミング言語の知識、英語力などは、まるでブランドものを身につけているかのように評価されます。
しかし、ブランド物を持っていない人は、ブランドに頼らずに自分を魅力的に見せる必要があります。
それには、自分の経歴、失敗経験、そして思考過程など全てを総動員して伝える必要があります。
これは、転職だけでなく、人と接する全ての場面で常に考えなければならないことと思っています。
しまむらで買った時計であっても、ロレックス風に見せるのは無理かもしれません。
しかし、全身ユニクロで3,000円、しまむらで五百円の時計だとしても、それらを魅力的に見せることは可能です。
名もないアンティーク時計のように、いつ価値を見いだしてもらえるかは分からない、自分自身もそうです。
ロレックスのパチモノが時間が経つことで価値を持ったように、
自信を持って、
芯からブレさず、
動き続ける。
自身を磨き続け、進化し続けるべし。
今日も良い一日にしましょう。
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