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挾間美帆さんのネオ・シンフォニックジャズ2021に行ってきたのだった

挾間美帆さんのネオ・シンフォニックジャズ2021に行ってきたのだった。

ここまで書いてさっぱり筆が進まなかった。書きたいことや思うことが一杯あって上手に、カッコ良く書きたいと思っているからだろう。でもこのまま時間が思いを朽ちさせてしまいそうなので、とにかくサラっとメモ書き的に書いておく。

去年も来た。渡辺香津美さんがゲストだった。今年はモノンクルの吉田沙良ちゃんで、これまたよかった。ジャズの現場では何度も声を聴いていたがフルオケをバックで聴くと、正統的な声楽家なんだなと思ったのだった。

ゲストの話はさておき、挾間美帆は昨年ライブを聴いた後で、私の血の滲むような努力で(嘘)インタビューすることができ、小一時間お話させていただいた。

それでよくわかったのは挾間美帆さんは、ジャズの作曲家というよりも、クラシックで育ち、ジャズに触発され、そしてニューヨークの音楽の最先端の現場に立ち続けている、コンテンポラリーな、もっとも現代的な作曲家なのだろうということだった。

(俺みたいな)コアなジャズ発進のミュージシャン音楽ファンが、ジャズの行き先をラージアンサンブルに求めた、というわけではなく、ジャズもポップスもオーケストラも飲み込んで、インプロビゼイションを有機的に取り込んだ今最もコンテンポラリーな音楽を創造している、というのが正しいのだと思う。

俺はパットメセニーの大ファンだが、あるときパットメセニーはジャズギタリストである以前に、音楽史に残るような音楽家、作曲家なのではないかと思うようになった(そして事実、最新作ではパットはもう演奏はしていないらしい)。同じように挾間美帆さんは、正統な音楽史の最先端にいる作曲家、音楽家なんだと思う。

あとは、別稿にすべきだが、ジャズの世界でのアジア人、ジャズの世界での女性、というマイノリティー、ジェンダーに関する視点も欠かすことはできないと思う。

あまり時間ないので、ここまで書いて仕事に戻ります。

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