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国境を越えたミサイルで2名死亡したことについて世界が震撼したが、国境を越えない戦場ではそのくらいの被害はニュースにならないぐらい当たり前であることを痛感するのだった。

ウクライナ国境を越えたポーランドにミサイルで2名死亡したことについて世界が震撼したが、国境を越えなければ、この程度の被害はニュースにならない。戦場の常識とは、日常では想像できないぐらい悲惨であることを思い起こさせてくれるニュースだった。

もう一つ思うのは、今回のミサイルはウクライナ側の防空システムのミサイルだったようだ。ポーランド、そしてアメリカなどの第三国がウクライナ側の防空システムのミサイルであると認めている。
しかし、それでもウクライナは「ロシア側のミサイル」であり、あくまで、NATOへの攻撃であるという姿勢を崩さない。
ウクライナ側のミサイルであるというロシアの主張には当初はフェイクニュースである、プロパガンダである、とすら主張した。現状(2022/11/18 9:05)ウクライナ側が認めたという報道は僕は見ていない。
これはこの戦争に関するロシアのスタイルと全く同じであって、こういう事態は立場がどうあれ、同じ行動をするのだと痛感する。

戦争のプロパガンダを思い出す。これはロシアにも、そしてウクライナにも同じように当てはまるように思える。

目次
第1章 「われわれは戦争をしたくはない」
第2章 「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」
第3章 「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
第4章 「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」
第5章 「われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」
第6章 「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」
第7章 「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」
第8章 「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」
第9章 「われわれの大義は神聖なものである」
第10章 「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

草思社文庫
戦争プロパガンダ10の法則より

(余談)
そういえば私はこの本を出版した草思社に長く勤めていたのだった。その時はまだこの本はなかった気がする。のと、私は広告部門だったので、草思社の本のことは割引で買えたぐらいで、ほとんど知らなかったりするのだった。


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