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読書日記 【やっと聞き終えた!】ブルーバックスなぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論 Audible Logo Audible版 – 完全版野村 泰紀 (著), の続き。 我々が住んでいるのは「泡宇宙」であって、生まれては消えていくたくさんの泡のほんのひとつにすぎない。ユニバースではなく、マルチバースなのだ。

やっと読み終えた。「なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論」。
すごかった。

知的な基礎体力がないので、衝撃を感じるのみではあるが、私が得たのはこんなこと。

今わたしたちがいる地球は、太陽を中心とした太陽系にある。
そしてこの太陽系は天の川銀河系のすみっこにある。
この銀河系の大きさは半径で5万光年、約千億の恒星でできている。
太陽系は銀河系の中心から2万6千光年離れている。

そしてこの銀河系が数多く集まったものがわれわれの宇宙であって、
これはビッグバン、その前のインフレーションから生まれた。

そしてこの宇宙はいまでも加速膨張している。
なので、いずれ、すべての銀河が高速以上のスピードで膨張すると、
かりにどこかに観測可能な知的生命体が誕生すると、
自分の銀河? 以外は存在しない(高速以上で離れているので見えない)宇宙にいるように思える、
のだそうだ。

もちろんその時は太陽は崩壊しているし地球も当然存在しない。

今まで話してきた、この「私たちの宇宙」は「泡宇宙」の一つであり、
泡宇宙は絶えず無数に生まれている、それがマルチバース(ユニバースではなく)。
マルチバースは量子力学の「多世界解釈」から生じるマルチ世界で、それぞれの世界で別々の物理定数や素粒子の種類が異なる。
(そう定義しないと、我々の宇宙のそれは、都合が良すぎる)

発狂しそうな、この理論が、現代物理学がいる地平だ。
下手なパンクロックやフリージャズよりも、よっぽど狂気の世界で、
物理学、宇宙論、素粒子論って、すげーなと思える。

人間の悩みとか、存在とか、国葬とか、もうちいさいちいさい、ちいさいわ。


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