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無念の旅立ち

自宅に住めなくなって、早 3ヶ月経ちました。

私の保釈条件は[”実家”に居住]しなくてはならないと決められています。
今の住まいはただ家賃を払い続けるというだけになっていることから、ここで引き払うべきと判断しました。

1ヶ月間、何回かに分けて行った荷造りも、ようやく終わりです。

半年前までは夢にも思っていない現実が今日も続いています。
まとめた荷物に目を向けると一段と私の無念さを思い知る、本当にそんな感じです。

やってもいない疑いをかけられてから、私の生活は完全に崩壊しました。

今は、こうやってnoteがありますので、私なりのガス抜きはできておりますが、本心は悔しい気持ちでいっぱいです。それでも、このnoteに出会ったことは、良かったと思っています。書くことは知ることに繋がっているからです。

テレビをつけると、逮捕されただけで犯人と決めつけてしまう世論。
私もこの立場になるまではそう思っていました。
だから、私の身に降りかかった<火の粉>について、誰にも話すことはありませんでした。
しかし、こうやって文章を綴っていくうちに1人2人とフォロワーさんが増え、ダッシュボード(注:noteのアクセス状況を確認するツール)を見ると、毎日100名以上の読者さまに届いており、気づくと、これがもの凄く私の励みになっておりました。

刑事被告人になると、裁判の行方如何に関わらず人生が破壊されます。

あまりの理不尽さからこの怒りや悲しみをどこかにぶつけたいのですが、今はじっと耐えるしかありません。そういった時に無我夢中で文章を綴っていくことで、この感情を沈めていっている気がします。

今日までたくさんの方から支援の手を差しのべて貰っています。
本当にありがたいことです。でも、裁判が終わるまではどうすることもできないですし、無罪判決が出なければ自身の名誉も回復できません。裁判準備と並行し、そのジレンマとの戦いです。

時間通りにトラックがやってきました。
4年半暮らしたこのアパートともお別れです。
空っぽになった室内。色々な思い出が蘇ります。そして、これからのことが脳裏をよぎります。

もう、この先、こんな無念な思いはしたくありません。

勿論、犯罪を犯すということは、私の中で論外です。
仕事でも私生活でも自分自身恥ずかしくない誠実な生き方をすることが大切なのだと改めて思います。

それにしても、まだ6月だっていうのに気温は33℃。

私も引越しの業者さんもみんな汗だく。
ここでの生活、最後にひとつ思い出ができました。

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