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大晦日

2022年も今日でおしまい。
本当に本当に大変な1年でした。

今日はこのnoteを書くきっかけとなった自身の逮捕から319日目になります。保釈されていなかったら今頃、拘置所の中かと思います。

この事件は私が全面否認しているため、公判前整理手続というものが取られており、裁判は未だに開かれておりません。

疑われている罪に対して無罪を勝ち取るべく、慎重に証拠を精査しておりますが、捜査機関側もそれなりのストーリーを作ってきておりますので、断片的に見ると私が犯人と思われても仕方ない内容でまとまっています。

しかし、私はこの事件の犯人ではありません。

ひとつひとつの証拠には全て綻び(ほころび)が見えています。
それは当然です。私が犯人ではありませんので。

これを裁判官がどう判断するかで、私の有罪・無罪が決まる訳ですが、起訴した検察も司法のプロです。私が一人で戦ったところで勝ち目などありません。でも、この319日間で味方になってくれる人も増えました。弁護士先生も「●●さんは絶対無罪です」とおっしゃってくれています。

本当はもっと事件のことを公にして、このことを世間の人に知ってほしい気持ちでいっぱいです。

刑事事件に然程関心がなかった私ですが、一旦、犯人に疑われてしまうと決定的なアリバイがない限り、覆すのは困難だということを知りました。
そして、冤罪事件というものは以外に多いということも。

留置場にいる人は全てが犯罪者ではありません。

報道でも多々目にしますが、不起訴で釈放される人は結構います。
そこから、起訴された人は間違いなく犯人かというとそうではありません。
同じ房で一緒だった人も起訴されましたが無実を訴えていました。

警察も検察も人間です。勢い余ってしまうこともあるでしょう。

日本の司法制度は、一度起訴してしまったら、引き返すことができません。
私の事件は起訴してからも捜査が続きました。何故だと思いますか?

それは、確実に有罪にするためです。

普通ですと確実な証拠があって逮捕する訳ですが、私の事件の場合は逮捕時に確実な証拠がありませんでした。いわゆる状況証拠のみでの立件です。
なので、起訴後も捜査機関は捜査を継続する形で、確実な物証をでっちあげるというやり方を取りました。これは、2010年に起こった「あの事件」と同じ構造です。

*「あの事件」とは、検察が証拠の改竄をおこなったあの事件です。
 ↓      ↓

調べてみると、こういった冤罪につながる証拠改竄というのは結構あります。

犯罪の真実は私にしかわかりません。

その当事者から言わせてもらうと、捜査機関は結局は同じことを繰り返している・・・つまり、過去の反省が全く活かされておらず、何も変わっていないのです。

すでに、今回の背後関係も見えています。

裁判が終わったら全て暴露しますが、この事件はタテ社会である警察の内部において、絶対に誤認逮捕にできない事件だったからです。警察組織の上層部にまで影響が及ぶ事案ですので、どんな手を使ってでも有罪に持ち込まなくてはならなかったのです。警察は一人の民間人の人生などどうでもよく、担当の刑事や部署、その上の警察幹部が安泰であればそれで良いのです。

一般の刑事事件では検察は警察の協力がないと何もできません。この蜜月関係も問題です。

相手はいわゆる国家権力ですので、一個人が太刀打ちできるものではありません。

でも、諦めたらそこで終わり。何も変わりません。0.1%でも可能性があるのであれば、私はそこに賭けます。

・・・それにしても、2022年大晦日。保釈されていてよかった。
これほど自由のありがたさを味わった大晦日はありません。同時に、健康でいることのありがたさ、生きている生かされていることのありがたさ。

刑事被告人ではありますが、私は本当に幸せです。
来年も前を向いて頑張っていきます。

みなさまも良いお年を。

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