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裁判傍聴しました(1)

実際に被告人という立場になったものの、裁判というものについては全くの素人。何から何まで未知の世界です。

法廷の様子についても、テレビのニュースで公判開始前の部分が映し出されたりしているところとか、ドラマでしか見たことがありません。

つい少し前まで、「99.9  刑事専門弁護士」というドラマ(映画)がやっていたことも知らず、この世界に対しての興味もなかったというのが正直なところであります。

何事も自分の目で実際に見てみることが、大切だと私は思っています。

自宅から電車で1時間少々のところに、<地方裁判所>があります。
テレビで見たことある建物ですが、実際に訪れるのは生まれて初めてです。

敷地内に一歩足を踏み入れると、撮影や録音は一切禁止のようです。
建物の入口には空港にあるような金属探知機ゲートがあり、荷物もX線検査で中身をチェックされます。

裁判なんて傍聴したことがありませんが、一度傍聴したらなんとなく流れが掴めます。
参考までに、この日に学んだ『裁判傍聴の基本』について少々まとめておきますので、ご参考にされてください。

1、入口で身体検査を受けたら、そのまま<開廷表>でその日実施の裁判を確認します。(開廷表は裁判所によって設置場所や開示形態が違います。わからなければ、職員さんに聞けば丁寧に教えてくれます。)

2、開廷表を参考に、自分が傍聴したい法廷に向かいます。

3、ドアの目線位置に<小さな小窓>がついていますので、そこで一旦、中の様子を確認してみましょう。(傍聴席が満席でしたら傍聴できません。)

4、静かにドアを開け、着席します。

5、裁判の開廷閉廷時に傍聴者含め全員が<起立一礼>します。

* 公判中の途中入退出はいつでもできます。
* 録音録画はできません。(メモは可)
* 携帯電話は電源を切るかマナーモードに。
* 多数の傍聴人が予想される公判は<傍聴券>が発行されることもあります。(抽選です。)

簡単ですね。あえて解説するまでもないかと思います。

今回なんとなく選んだ裁判は<詐欺>事件・・・とは言ってもオレオレ詐欺の出し子に対する裁判です。
初めての裁判傍聴はのんびりした感じが印象的でした。
主犯から分け前ももらっていなかったようで、刑も軽そうですし、何よりも本人の反省する気持ちがダイレクトに伝わってきます。

今回は適当に傍聴した公判でしたので、たまたまそこまでの重々しい雰囲気ではありませんでしたが、実際の事件について裁きを受ける光景は私にとって刺激的なものでした。

やはり、実際の裁判を見る方が断然勉強になります。

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