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技術の進歩

昨日、「50年(=半世紀)」というお話をしましたが、先日、50年間無免許で当て逃げを起こし、69歳の男が捕まったとニュースに出ていました。

私もゴールド免許3周目(←すごいでしょ 笑)なんですが、それでも、交通違反で反則金&減点を受けた経験は何度かあります。
この男性は50年間無免許が発覚することなく、表面上は無事故無違反です。本当はいけないんですが、ある意味すごいことだなぁと感心してしまいました。それと同時に、この現代社会で技術的な無免許運転対策が取れないものかと疑問を感じたりします。

私も留置中、隣のベトナム人が無免許で捕まって勾留されていましたが、無免許運転で摘発される人は結構いるようです。その数は年間約2万人。日当たり約50名がこのことで捕まっている計算になります。すごい数ですね。

免許を持っていても、ろくに交通ルールを守らない人もいれば、ペーパードライバーで運転に不慣れな人もたくさんいるでしょう。
どんな人でも、事故を起こす可能性はゼロでありません。免許がなければ任意保険にも入れませんから、そう考えると、いくら運転ができるからと言っても無免許運転自体が決して許されないというのは明らかです。

しかし、これからは世の中が変わります。
勘の良い方であればお気づきかと思いますが、これからは「自動運転」の世界になっていくはずです。そうすると<ドライバー>は要らなくなります。そうしたら、もう運転免許は要らなくなるかもしれません。もしくは、免許取得が大幅に易しくなるかもしれません。

この自動化技術には<AI(人工知能)>の技術が不可欠となります。
AIが広がると、人の仕事は機械への置き換えが進むと思います。

私が今関わっている裁判なんて、すぐAI化されるのではないでしょうか。
これまでの裁判データを入れたら、できそうですよね。
機械が裁けば公平性も担保され、迅速化も実現できるでしょうから、これが究極の裁判の形になっていくかもしれませんね。

一方で今日、科学捜査が大分浸透しておりますが、それでも冤罪の危険性をはらんでいることは否めません。
私の事件では防犯カメラの映像一つとっても、不鮮明な映像で犯人の特定が困難な状況にもかかわらず、それでも検察は証拠にしてきています。

優れた技術でも途中で人が絡むことで、結果が変わってくるのです。

どんなに技術が進歩しても、証拠の検証については慎重さを求めていきたいですし、判決も間違ったものになってはなりません。

裁判は人の一生を左右します。
間違えで失った時間は戻ってきません。

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