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被告人のお盆

毎日暑いですね。
夏休みやお盆休みの方も多いと思います。

ここ最近は、noteの執筆ペースを落とし、週1投稿になっておりますが、私自身は元気でやっております。

保釈されてから、もうすぐ5ヶ月になります。

相変わらず裁判の進捗はなく、弁護士先生と一緒に検察から任意開示された証拠について何度も何度も検証をしているところでございます。

任意開示証拠もある程度揃ってきており、今後は類型証拠開示という流れとなるのですが、以前からお伝えしている通り、私が犯人であるという直接証拠は何一つとして無いのが現状です。
私が犯人であるという証拠があれば、捜査機関側がすでにぶつけてきているかと思いますが、捜査中の証拠を除いて起訴を受けてからは新しい証拠となるものは出てきておりません。私の犯人性を否定する証拠がまだ捜査当局の中に眠っている可能性が大であるというのが、我々被告人側の予測です。

今回の事件で検察側は、薄い証拠の積み重ねで犯行を立証しようとしてますが、その証拠一つ一つは全て反論できるレベルまで検証が進んでいます。

とはいっても、やっていないことを裁判官に理解してもらうことは以前に「悪魔の証明」でお伝えした通り、至難の技なのであります。

ここが本当に歯がゆく、やってもいないことをどうやって伝えていけば良いのか。相手は薄い証拠の積み重ねで有罪に持ち込もうとする反面、こちらも薄い反論の積み重ねで戦いに挑んでいかなくてはなりません。
双方に決定的な証拠やアリバイがあれば、もうその時点で有罪無罪がジャッジできるのかもしれません。
私もやってないものはやっていませんので、一貫して否認事件として争っているという訳です。

私は現在、刑事被告人として保釈されてはおりますが、夏休みやお盆休みなどありません。(毎日が休みみたいなもんですが・・・笑)

裁判のことはもちろんですが、これからの人生のことも考えていかなくてはなりません。
今の会社は裁判所が出した保釈条件によって休職中となっています。イコール無収入です。いつまでも、この状態を続けていく訳にもいきませんので、そろそろ何らかの方向性を出していきたいと考えています。

働くことは禁じられておりません。幸いなことに、お仕事についても色々な方面から沢山のお声がけをいただいております。
とても嬉しいことです。

ただ、いくら無実を主張しても、この事件のことは全ての人にお話しできません。裁判が開始されてませんので、それは尚更です。
これが本当に辛い。。。
仮に実刑判決が下ったら、その人を裏切ることにもなってしまうかもしれません。

逮捕されるその日まで普通に暮らしていた無実の人間が、堂々と生きていけない現実がここにあります。
これが、勾留されていればもっと悲惨な状況だったのでしょう。

せめて、裁判が早く終わればと思ったりしますが、私の初公判は早くても年末もしくは来年になるようです。

国家権力が方向性を誤った時、人の人生はいとも簡単に破壊されます。
こういったことがなくなることを切に願います。

そして、来年の夏は普通に過ごしたいものです。

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